<アピール>「戦争の拡大の中だからこそスポーツ界から“スポーツは平和とともに”の声を広げよう」を採択|第37回全国総会

2026年3月15日に行われた新日本スポーツ連盟第37回定期全国総会で、アピール「戦争の拡大の中だからこそスポーツ界から“スポーツは平和とともに”の声を広げよう」が採択されました。

これは、世界の各地で戦火が拡大するなかで、スポーツを通じた国際交流・相互理解をすすめ、「スポーツは平和とともに」というメッセージを広く呼びかけようというものです。アピール全文は以下のとおり。

<アピール>「戦争の拡大の中だからこそスポーツ界から“スポーツは平和とともに”の声を広げよう」(PDFファイル)

<アピール>

戦争の拡大の中だからこそスポーツ界から“スポーツは平和とともに”の声を広げよう

 2026年2月6日からイタリアミラノ・コルティナ冬季オリンピックが開催され、3月6日からはパラリンピックが始まり3月15日に幕を閉じました。
 昨年11月19日の国連総会(193ヵ国)で、オリンピック期間中の「休戦決議」がロシア、イスラエルも支持し採択されてもまだ戦争はその地域を拡大している中で、今回の大会はどの大会にもまして平和の願いが集まる大会ではなかったでしょうか。
 ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのガザでの地上軍の攻撃、今年に入りアメリカのベネズエラ、イラン攻撃と戦火が拡大しています。そのことを反映し、イタリアミラノ・コルティナ冬季五輪大会組織委員会のジョバンニ・マラゴ会長は、「世界が紛争で分断されている今、あなたの存在そのものが、別の世界が可能であることを示しています」と開会式であいさつしました。
 国際オリンピック委員会(IOC)のカースティ・コベントリー会長は、冬季オリンピック開催にあたり「人間であることの意味を教えてくれる。夢を見るために。乗り越えるために。お互いを尊重すること。お互いを思いやること。強さは勝つことだけでなく、勇気、共感、そして心であることを私たちに示してくれます。この大会は私たちを結びつけるもの、つまり人間らしさを称えるすべてのものを祝う場となりますように」と、オリンピックに集うことの大切さを強調しました。

 新日本スポーツ連盟では昨年、パリオリンピックのレガシーの取り組みで来日したフランスの青年ら25人が「広島-長崎反核平和マラソン」を走り、友好を深めました。先日も、フランス勤労者スポーツ・体操連盟(FSGT)から5人のランナーが全国ランニングセンターの招待で来日し、大阪ハーフマラソン・10kmロードレースで走り、交流を深め握手を交わしました。韓国体育市民連帯との交流も継続されています。こうした交流、友好の握手の手を放してはなりません。
 新日本スポーツ連盟のスローガンである「スポーツは平和とともに」を具体化したこのような国際交流は、スポーツを通じた平和な世界の実現に貢献するものであり、オリンピズムの目的である「人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てることである」(オリンピック憲章「オリンピズムの根本原則2」)とも響きあうかけがえのない大切な活動となっています。

 新日本スポーツ連盟は、第37回定期全国総会を機に、「スポーツは平和とともに」のメッセージの具体的な取り組みをさらに促進していくと同時に、スポーツ界から「スポーツは平和とともに」の声を広げていくことを国内外のスポーツ団体やその関係者に呼びかけます。

2026年3月15日
新日本スポーツ連盟第37回定期全国総会