スポーツの新しい芽をはぐくもう~定期全国総会終わる

 2010年3月13日~14日、横浜市・鶴見大学講堂にて「新日本スポーツ連盟第29回定期全国総会」が開催されました。これには、全国21都道府県と12種目組織から約140人が出席。この2年間のスポーツ連盟の活動を総括するとともに、今度の方針について確認しました。
 開会のあいさつでは、永井博会長が「今回の総会では、『空白克服相談会』『チャレンジ相談会』という今までにない初めての試みが予定されている。日頃の活動の成果を持ち寄り、全国種目組織と都道府県連盟の力がひとつとなって、共に発展できるそういう関係ができる相談会にしてもらいたい」と語りました。
 議案報告では、桑名令子事務局長が「厳しいスポーツ情勢のなかで、スポーツ連盟が85クラブ・365人を増やしたことは重要な成果であり、今後につながるものとして評価したい」と発言。また、「『選手が主人公』を訴えるスポーツ連盟の魅力の共感する愛好者の輪が広がっている。私たちの活動が生きる力をはぐくむかけがえのない『居場所』となっていることに確信を持とう」と呼びかけました。
 その後、各都道府県組織に対して「そちらの地域でバドミントンを始めてくれないか?」などを打診する『空白地域対策のための相談会』と、各種目組織に対して「うちの地域でランニング大会をしたいがどうすれば」などを聞く『新種目にチャレンジするための相談会』が行なわれ、種目と地域の交流が活発に行なわれました。
 2日目は、2名の来賓からのあいさつがあり、まず森川貞夫さん(日本スポーツ法学会会長)が「今回の議案のなかで『スポーツ科学研究所構想』が今年度じゅうに具体化するというのは、非常にワクワクさせることであり、是非実現させてほしい」と激励しました。また、伊藤高弘さん(スポーツ連盟顧問)は、「全国スポーツ祭典の歴史をふりかえって『なぜ新日本体育連盟が生まれたのか』を知ってほしい。また近年、スポーツ連盟の国際交流活動が広がりを見せているが、連盟のローカルな活動をグローバルに、そして国際的な視点から各地域の活動へ・・・という双方向の複眼的な視点を持つ、言わば『グローカル』な時代が来ているのではないだろうか」と述べました。
 その後、全体討論が行なわれ、26名による発言がされました。
▼発言一覧
(1)平石一男さん(神奈川バドミントン)
 「神奈川県連盟にバドミントンの活動を広げたい」
(2)松浦孝之さん(北海道連盟)
 「札幌市への要求運動の取り組みに写真を活用」
(3)萩原純一さん(東京都連盟)
 「東京都連盟を大きくするには…その具体策を考える」
(4)岩波道子さん(全国卓球)
 「地方・種目の力をあわせて、旺盛な”出前大会”を広げよう」
(5)宮久保加乃子さん(東京水泳)
 「わたしの『スポーツのひろば』活用術」
(6)島田詳子さん(北海道テニス)
 「北海道テニス協が行なった会員加入促進」
(7)岡本清さん(愛知バドミントン)
 「スポーツに魅せられた、そして信頼に支えられた人生を」
(8)湯沢和夫さん(青森ウォーキング)
 「青森ウォーキングサークル『あるぐ』の結成」
(9)佐藤好行さん(神奈川ランニング)
 「よこはま月例マラソンのチャレンジと国際交流」
(10)小林章子さん(東京卓球)
 「ジュニア大会を通して考えるスポーツ連盟の役割」
(11)平嶋美保子さん(神奈川ウォーキング)
 「神奈川ウォーキングクラブの活動について」
(12)橋本圭司さん(全国サッカー)
 「フット・ア・セットガイドブックの普及とお願い」
(13)富内佳男さん(徳島バレーボール)
 「全国ミックスバレーボールセンターの結成と今後の活動」
(14)淺沼義明さん(千葉サッカー)
 「スポーツの新しい芽をはぐくむ手だては如何?」
(15)吉野勉さん(全国ウォーキング)
 「ウォーキング協議会のこれからの運動は?」
(16)石川友好さん(登山)
 「労山創立50周年と会員拡大の新たな取り組み」
(17)川島宏さん(京都軟式テニス)
 「京都市への申し入れ、コート値上げ反対運動に協力を」
(18)吉成克実さん(神奈川県連盟)
 「被爆65年反核平和マラソンと第28回全国スポーツ祭典について」
(19)渋谷敏久さん(滋賀県連盟)
 「滋賀県連盟の組織拡大の取り組みについて」
(20)鈴木義弘さん(愛知県連盟)
 「思いを言葉に、言葉を声に」
(21)福島邦夫さん(全国連盟広報局)
 「広報の新しい芽~こんな人たちが『ひろば』を作っている」
(22)伊賀野明さん(全国連盟)
 「柔軟な組織化の取り組みについて」
(23)安達正明さん(京都府連盟)
 「スポーツ科学研究所の財政的裏づけについて」
(24)青沼裕之さん(全国連盟)
 「『スポーツ科学研究所』(仮)の設立に向けての想い」
(25)秋本信孝さん(スポーツ9条の会)
 「オリンピック・コングレス文書の翻訳について」
(26)青木太郎さん(全国テニス)
 「スポーツ活動『ウラカタ』の組織化を」
 なお、時間の関係上、総会中に発言できなかったものは「文書発言」として受理しました。以下に紹介します。
・水門輝一さん(兵庫野球)
 「小さな組織の大きな幅広い活動」
・田中悌介さん(長野県連盟)
 「長野県連盟、多種目組織への道の展望と支援のお願い」
・渡辺良治さん(東京都連盟)
 「『OUR SPORTS東京』編集部員として」
・菊池剛輔さん(宮城県連盟)
 「広報活動のなかのホームページとチラシ宣伝」
・伊藤司男さん(岩手県連盟)
 「岩手県連盟の活動について」
 発言のまとめでは、和食昭夫理事長が「このようなスポーツ連盟の活動を我々自身大いに誇りを持ちながら、2015年の創立50周年に向けて、大きく飛躍できるよう頑張っていきたい」という決意を表明しました。
 また、この総会で第28回全国スポーツ祭典スローガンが、『フェアプレイでスポーツ文化の花咲かそう!』(発案=西村文男さん)に決定しました。
 最後に、川野弘之さん(全国連盟副会長)が「この2日間のなかで確信となったものがたくさんあった。全国で力を合わせて、大きな波をおこしていきたい。共に頑張りましょう」と述べ、総会は閉会しました。