スポーツができる喜び いつまでも|第37回定期全国総会

2026年3月14~15日、新日本スポーツ連盟第37回定期全国総会(対面式・オンライン式併用)が行われ、25都道府県と12の全国種目組織からの代議員、役員、傍聴者など約100人が参加しました。全国総会は、2年に一度開催されるもので、ここ2年間の総括と次期の活動方針、役員体制を決める会議です。

今回は、1日目が交流&ディスカッション、2日目が総会(会議)という2部構成の日程で実施。1日目は、神奈川県連盟で実践されている健康トレーニング(山下多一さん指導)で頭と体をほぐしてから、各地の活動レポートが行われました。

「インスタグラムに大会風景の写真をアップするなど工夫をしている」「地域連盟と種目組織との関係性に問題が生じていたが、ガバナンスを明確にし、日頃から相互に確認することが重要」「組織が活動休止という窮地に追い込まれたが、県連盟の支援で再出発することができた」「『県連盟が何をしているかわからない』という指摘から、健康志向に応えるイベントを開催することになった」などの報告がありました。

その後、10のグループに分かれてディスカッションが行われ、新スポ連の“強み”と“弱み”を洗い出し、組織拡大と世代継承のために必要なこと、すべきこと、明日からできることを話し合いました。

2日目の総会では、宇野健治理事長が「国のスポーツ政策が収益性を重視する傾向にあり、大規模なスポーツ施設の建設が進む一方で、身近な施設の整備が後景に追いやられ、『するスポーツ』がないがしろにされている実態がある」と指摘。「草の根のスポーツを実践している新スポ連から声を上げ、スポーツ権を隅々までいきわたらせるとともに、平和を求める運動を大いに発展させよう」と呼びかけました。

討論では、代議員から「新スポ連の目的は『スポーツの楽しさを広めること』。大会を開催するだけでなくスポーツを通して何を伝えられるかを考えていかなければならない」「新スポ連の役割は何かをいま一度考えたい。原点に帰って理念を伝える学習会やシンポジウム、各クラブとつながるルート作りなどの工夫をすべき」という声がありました。

自治体への働きかけについては、「マラソン大会で使う老朽化した公園の改善を名古屋市に要望したところ『予算内で行っていきたい』と回答があった」「東京23区で最も体育館使用料が高い新宿区で施設側と高齢者大会を共催して減免を実現した」という発言がありました。1週間前に設立された沖縄県連盟からは「まだクラブは一つもないけど、全国の支援があれば大丈夫だと確信している」という意気込みが語られ、大きな拍手で歓迎されました。

さいごに、「新スポ連の加盟条件に関する規約改定」を含めた議案は採択の結果、賛成多数で可決され、新役員には宇野健治理事長(再)、置田康典理事長(再)、福島宏子理事長(再)(複数代表制)ら33名が選出されました。

またこの総会では、世界の各地で戦火が拡大するなかで、スポーツを通じた国際交流・相互理解をすすめ「スポーツは平和とともに」というメッセージを広く呼びかけるアピールが採択されました。

<アピール>「戦争の拡大の中だからこそスポーツ界から“スポーツは平和とともに”の声を広げよう」を採択|第37回全国総会