国立スポーツ科学センター50Mプールの利用を|東京・北区連盟の対区交渉

2020年12月7日、東京・北区連盟が、毎年行っている対北区交渉が行われました。要請の内容は、北区連盟の財政悪化に伴う支援、2021年東京オリンピック・パラリンピックの影響など5項目の基本要求と、体育館など個々の施設についての改善要求でした。

後日、それぞれの項目ごとに、北区のスポーツ推進課や東京オリンピック・パラリンピック担当課の回答文が添付された回答書が届きました。 この日の交渉で話題になったのは、「西が丘水泳クラブ」が練習に使ってきた「国立スポーツ科学センター」の50Mプールでした。

西が丘水泳クラブは、2001年の国立スポーツ科学センターとの合意書にもとづいて、このプールを練習に使ってきましたが、東京オリンピック・パラリンピックのために利用中止となり、さらに新型コロナウイルスの感染対策と、東京オリパラの延期を理由にして、その後も利用中止を余儀なくされてきました。

国立スポーツ科学センターの運営を任されている「ハイパフォーマンススポーツセンター」は、スポーツ施設を利用している諸団体に対して、2021年9月まで一般利用を中止するとの通知をしてきました。その通知は2022年北京冬季オリンピック強化の要望もあるとのことで、一般利用をさらに延長することも示唆しています。

北区連盟は、こうした事態を厳しく受け止め、施設の一般利用を勝ち取った際の「センターとの合意」、歴史的経過(北区・板橋区議会の意見書採択、超党派の国会議員の賛同と代表者による合意書など)を改めて提示して確認しました。 また「西が丘水泳クラブ」は、オリンピック・パラリンピック担当課長に格段の対応を求め、当面の対応策として、休日の団体貸出枠の拡大・温水プールの増設を求め、交渉を終えました。