仏・韓・日3ヶ国で討論~国際シンポジウムを開催

12239968457660121.jpg 2015年11月7日、東京・北とぴあにて「新日本スポーツ連盟創立50周年記念国際シンポジウム」が開催されました。韓国とフランスの市民スポーツ団体を招き、「豊かで平和な生活のために―スポーツ運動が求められているもの」というテーマで討論。4人の発表の後、熱い議論が交わされました。
1223494.jpg FSGT(フランス労働者スポーツ・体操連盟)のエマニュエル・ポネ・ウラルディさんは「スポーツをする権利のためには、たたかい続ける必要がある」と発言。スポーツ文化の遺産を生かし共有するとともに、市民を連帯のグローバル化、人権の尊重に参加するよう貢献したいという意志を語りました。
 韓国体育市民連帯のチョン・ヨンチョルさんは、「スポーツはたった一人の勝者を量産するように機能し、人権は誰でも勝つように動作する。だから、スポーツと人権の出会いは、ギクシャク感がある」とユニークな説明を展開。ラグビーの”ノーサイドの精神”のように、平和に向けた絶え間ない前進が必要だと説きました。
12243021n.jpg フリーディスカッションでは、会場からオリンピック・パラリンピック問題を中心に、多くの発言があり、盛り上がりました。
 参加者からは「とても有意義な時間で、勉強になった」「チョン・ヨンチョルさんの話は、現在我々がスポーツを純粋に楽しめるのも、先人の不屈の精神によって勝ち取ったもので、これもうっかりすると我々の手からこぼれてしまうと感じた」「新しい考え方も必要だが、”いつでも、どこでも、だれでもスポーツを”の精神は常に心に留めておかなければいけない」などの感想がありました。
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