スポーツで女川に元気を!~宮城県女川町ボランティア
2014年7月8日~10日、今回で3回目となる宮城県女川町ボランティアを実施しました。参加者は、萩原純一さん(東京都連盟)、岩本英さん(東京卓球協議会)、小林章子さん(東京・杉並卓球協議会)、住原庸子さん(東京・北区卓球協議会)、吉田巳蔵さん(東京・練馬卓球協議会)の5名。卓球の地域クラブや中学卓球部、学童クラブとスポーツを通じた交流を行い、女川町の人々を元気づける活動をしました。ここでは、初参加の吉田巳蔵さんボランティアレポートを紹介します。

はじめに、女川町社会福祉協議会ボランティアセンターの相談員、矢竹 拓氏と打ち合わせを行いました。この時、彼は大阪から2011年に来て6か月間、一人でテントを張り支援活動をしていて現地の相談員として採用されたとのお話を聞き感動しました。なかなかできることではありません。
また、現地の状況は、復興めざし少しずつ変わりつつありますが、まだまだ広大な面積を5m以上もかさ上げをしなければならずほど遠い様子でした。駅もまだ開設できず来年にはできる見通しとのこと。津波で倒された3階建のビルはまだ荒地に手つかずでした。
今回、東京卓球協、神奈川卓球協、杉並卓球協、クニヒロ卓球の皆さんからいただいたご厚志のボール、Tシャツ、タオル、くつ下などを皆さんにプレゼントして喜んでいただきました。

翌日は4か所をまわるハードスケジュールでしたが、60歳以上の旭ヶ丘地区の卓球クラブは、親戚や友人を亡くし、つらい気持ちを少しでも前向きにとこのクラブへ参加されたとのこと。卓球台2台の狭い中、13名位参加され、私たちと一生懸命ボールを打ちながら汗を流し、笑顔を見せてくれたのが印象的でした。スポーツがここでも生きる力の一翼になっていることが痛感できうれしく思いました(この同好会も、「今年も来てくれないかな」と私達に要請された一つとのこと)。

その後、女川中学の卓球部に参加。ここでも1時間半通しでボールを打ちアドバイスをしたりしました。先生も「今日一日で上達した様子」と喜んでおられました。旭ヶ丘の同好会の方も4人位参加し、ボール拾いなど協力してくれ、今後は「この中学へも練習相手に参加してください」と先生が伝えていたのがうれしかったです。

