東海スノーフェスティバル今年も成功、人気のもとは?
スキー場が経営難で閉鎖するところがあるように、スキー人口が減少しているなか、愛知のスノーフェスティバルは16回を迎えた。今年も170名を超える参加者でたくさんの思い出を作った。多くの人が集まる取り組みを支える努力とは?
(1)要求を大切にし、毎回新しい企画を準備する。
(2)参加した人の声を次回に生かし、仲間を誘う声を広げる、である。
その一つに「おもしろ競技会でぜんざいを食べよう」があった。準備したぜんざいはすべて完売、子ども達のはじける笑顔が印象的だった。
私はスノーウォーキングに参加した。1日目は上高地、2日目は乗鞍高原を歩いた。上高地では大正池に映る保高連峰の山々に見とれて、美しさをたっぷり眺めた。乗鞍高原では、ガイドの佐野さんから「南の斜面にある木は、建物でも南側に使用する。やどり木は光を求めて高い木の上部に根をはる…」など自然の営みをたっぷり聞くことができた。スノーシューで新雪を踏む感触は、何ともいえず嬉しい。
帰りのバスで感想を聞いた。「高いレベルの滑りを目の前で見てよかった。自分も思いきり競技した」(高校生)、「孫たちの喜ぶ顔を見て疲れが飛んだ」(若いおばあさん)、「スノーウォークで昼食を持参すべきと指示がなかったので苦労した」(青年)など、次に生かしたい。乗鞍高原で出会った人が私たちを見て「シニアの修学旅行みたい」と言った言葉に思わず笑い声が…。