だれでも参加できる大会に|第50回全国スキー・スノーボード競技大会

2024年2月23~25日、「第50回全国スキー・スノーボード競技大会」が、長野県東御市・湯の丸スキー場にて開催されました。今回は50回を記念して「障がい者や未就学児、ジュニアから競技初体験者まで参加できる大会にしよう」と意思統一を行い、取り組みました。これまで1日目GS(ジャイアントスラローム)2日目SL(スラローム)だった種目を、比較的参加しやすいGS2日間にすることを決めました。

また、元ワールドカップ選手の清澤恵美子さんに23日の前日練習のコーチから24・25日のコースセッター、24日の夜の記念講演までをお願いしました。ここ10数年では最高の145名の選手が集まりました。

23日の前日練習は80人もの参加者があり、急遽清澤さんからの紹介でやはり元ワールドカップ選手の須貝未里(旧姓:金子)さんにもコーチをしてもらいました。夜のミーティングでは、ワックスメーカーによるワックスの講習会も開催、本戦ではワンコイン(500円)でスタートワックスのサービスも始めて開催しました。

24日は晴天のもと硬いバーンに手を焼く選手も多い中、元国体選手や他組織のスキーチームが参加するなどレベルの高い大会となりました。1日目の表彰式後に記念レセプションを行い、清澤さんによる「人は可能性の塊」と題した講演を受けました。また、オンラインで脊戸柳武彦さん(POW JAPAN)に、スキーができるライフスタイルを気候変動から守るためにPOWが活動をしていることについてのレクチャーがありました。

25日は雪が降りしきる中でのレースとなり、コース整備をこまめに入れて安全に配慮しながら行いましたが、残念ながら1名の選手が転倒して膝を痛めました。前走では清澤さん、須貝さんが子どもと一緒にスタート、微笑ましい姿を垣間見ることができました。(大会記録はホームページを参照)

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