平和への願いを胸に走る|40回を迎えた高蔵寺弾薬庫一周平和マラソン

2023年12月10日、青空の下で「第40回高蔵寺弾薬庫一周平和マラソン」が開催されました。石黒直樹春日井市長から「平和への願いを胸に、完走目指して頑張って」とのメッセージが寄せられました。

コロナ渦では、2年ほど開催を見送り、一昨年からは小規模での開催を始めました。一般ランナーの募集を行ったのは4年ぶり。今回から実行委員会を設け、新スポ連含む10団体で集まり、議論を重ねました。より広く高蔵寺弾薬庫の現状を知ってもらうために「高蔵寺弾薬庫一周平和マラソン事前学習会」も行いました。

開催当日は好天にも恵まれ12月の気温とは言えないほどの暑い1日でした。楽しい出店は高蔵寺マラソンの名物となっており、今回も久しぶりの出店となりました。コロナ前の状況を知っている方は「これを楽しみに来ているんだよね」との声で、参加者のお腹を満たしてくれました。

この平和マラソンの特徴は、タイム計測を行い、3位までメダルが授与されること。取り組みは3km、8.5km、16.5kmの3コースで行われ、エントリーは148名で完走者は119名でした。スタートしてから半分くらいは坂が続くため、トレーニングとして走る本格的な選手の参加も見られます。「わぁー、メダルがもらえた」と、喜びの声が広がる場面もありました。

「静かな街に弾薬庫はいらない」をアピールするこのイベントは、新スポ連で取り組まれる今年最後の平和マラソンです。第1回から取り組んできた青木正雄さんは、「40回を迎え、その歴史が継承されるようになったことは、この上ない喜び」と、実行委員参加51名の一人として話していました。