平和願い・前へ・前へ|第35回みやぎ反核平和マラソン
2020年7月26日、35回目となった「みやぎ・反核平和マラソン」が開催されました。今年もランナーのみなさんは「スポーツは平和でこそ」の信念で、タスキやゼッケンを身につけ、ある方はハンドマイクを肩に担いで話しながら、力強くアピールしました。
新型コロナ対策のため、例年と違い、多くの方々への直接の呼びかけやご案内は控え、今年はいつもの3分の1程度のランナーやスタッフに。人数が少ない分、元気よくうったえようと仙台市の泉区役所から勝山公園までの約7キロを駆け抜けました。
とりわけ、今年は人類の歴史で初めて核兵器を違法とした核兵器禁止条約が国連で定められてから3年。そして、いよいよこの条約の発効に必要な世界各国の批准数50まで目前に迫っている最中の反核平和マラソンです。
唯一の被爆国であるにも関わらず、アメリカにゆる「核の傘」にしがみつき、いまだに批准しない日本政府の姿勢を正すためにも、国民一人ひとりが声をあげ、核兵器廃絶の世論をつくることが必要です。この反核平和マラソンは、今回の仙台での開催の他、8月の広島、長崎の原水爆禁止世界大会に向けて全国各地で開催されています。
長引く梅雨で天候が心配されましたが、強く降ることはなく、気温も高くない、まずまずのコンディションに。しかし、走り出すとまつわりつくようなものすごい湿気に苦戦。キロ10分ほどの無理なく走るファンランですが、汗により蒸散されることが少ないために走って温まった身体中の体温が外に出ず、ひたすら内部にこもるこもるで大変でした(苦笑)。
そんな中、今回の最高齢ランナーさんは何と80歳を超えていらっしゃる方が! 最後尾から走り姿を拝見すると、鍛え上げられたふくらはぎと体幹による安定したランニングフォーム! ぜひ、来年もまたご一緒にに走りたいと思います。
この湿気で熱中症も心配されたものの、梅雨時で街路樹から雫の落ちる杜の都の中心部にランナー全員が無事にゴール! 毎年、取材をお願いしている「しんぶん赤旗」日刊紙に今年も大きく掲載頂きました。梅雨空のもと、「平和願い・前へ・前へ」。素晴らしいタイトルをつけてもらい、感謝です。