石川県チームにバトンタッチ|反核平和マラソンin富山

2017年6月17日(土)、砺波市役所から石川県境の倶利伽羅越えの21.8kmのコースを走りました。ランナー参加者は昨年よりも2名少ない9名、サポートスタッフは4名でした。空模様は薄曇りで、暑くもなく、風のない、走るには丁度の陽気でした。 沿道の人たちに手を振りながら、反核・平和の願いを訴えて走りました。

8時50分にスタートして、砺波市街を抜け、青田の緑がまだ浅い砺波平野の水田地帯をゆっくりとしたペースで走りました。それでも体力的に差があってバテる人もあり、伴走車に乗せてもらって次の休憩ポイントまで先に行って、そこから再スタートする人もいました。

平坦なコースが終わり、休憩ポイントの石動駅前からは長い登りの倶利伽羅越えです。各走者の体力差が出て、どうしても隊列が延びてしまう区間ですが、今年は体力に自信のないランナーには、車に乗って途中まで行き、そこからわずかの距離を走ってもらいました。

私は先導車を運転していたのですが、バックミラーに映る男性ランナーの一人に注目していました。体格のガッチリした大柄なその人の、力のみなぎった走りぶりに惚れ惚れと見とれていました。 『ザトペック・人間機関車』のイメージが脳裏に浮かんできました。(※ザトペック:チェコスロバキア人、1952年ヘルシンキオリンピック長距離2種目とマラソンで優勝。その強さに人間機関車と称された)子供のころ14インチ白黒ブラウン管テレビでよく放映されたザトペックの武骨な走りっぷりと重なって見えたのです。年甲斐もなく「自分もランニングやってみようかな」と思いました。

天田峠は最後の休憩ポイントで、ここで水分と甘い物を腹に入れて、あとは下りの楽な区間。隊列整えて一団となって石川県チームとの引継ぎ場所である九折(つづら)集落のゴール地点まで走りました。そこで石川県チームとの引継ぎ式を終え車に分乗してスタート地点の砺波市役所まで戻りました。 

国際政治の表舞台では北朝鮮の核開発、アメリカの現大統領の核軍縮への消極的姿勢など、一見後退しているようにも見えますが、国際政治は決して大国間の思惑だけで決められていくものではなく、世界中の百何十ヶ国の小さな国々の意向や様々な非政府系の機関・団体の地道な働きかけも大きな力となって国際政治を動かしてきました。 とにかく声を上げ続けることで何かが変わっていくのですから。