愛知県スポーツ会館閉鎖の延期を求める署名1523筆を提出|新スポ連 愛知県連盟
1972年に開館した愛知県スポーツ会館は、年間20万人前後が利用し、バドミントンや剣道など市民スポーツの振興にとってかけがえのない役割を果たしてきました。中でもピンポン外交発祥の地であり、卓球の聖地である愛知県のスポーツ施設の中で唯一、常設の卓球場をもつ同施設は、多くの卓球愛好家に親しまれ、世界でたたかう優秀な選手も生み出してきました。
ところが、愛知県体育館の移転・新築(2025年予定)にあたって、取り壊される野球場などの施設の代替地とするために、愛知県スポーツ会館が今年3月末で閉館となることが発表されました。この閉館に伴い、これまで同施設で練習を重ねてきた団体や個人が、安定した練習場所を確保することができずに、解散する事態が起こっています。アジア競技大会が予定される愛知で、幅広い市民がスポーツ活動を継続させ発展させていく場所を確保していく必要があります。
そこで、新日本スポーツ連盟愛知県連盟をはじめとする「愛知県スポーツ会館閉鎖の延期を求める市民の会」は、以下の2項目を要望する署名活動に取り組みました。
1.2022年の県体育館建設工事が始まる時期を考慮しながら、愛知県スポーツ会館の閉館を可能な限り延長すること。
2.新たに建設される愛知県体育館を、県スポーツ会館に親しんできた団体や一般市民の声や要望を十分に汲み取った計画とすること。
2020年3月23日、愛知県スポーツ課に1066筆の署名を提出。さらに、3月27日にも2回目の提出を行い、計1523筆の署名が届けられました。その後3月30日に、県庁の県政記者クラブ発表室で記者会見が行われ、この取り組みの様子が地元新聞やテレビで紹介されています。