実力伯仲の大阪スポーツ祭典サッカー大会|全49チームで99試合の長丁場

2023年度の大阪スポーツ祭典サッカー大会は、6月4日に開幕し10月15日に幕を閉じました。予選リーグと決勝トーメントを一般、40歳、50歳のカテゴリーで、全49チームがのべ19日99試合の長丁場でした。

一般優勝はPiroty、40歳はSOLaMISTAD、50歳はTECHNEES。一般の決勝のPK戦で敗れたAvantura Polarisは2年連続の2位。40歳のAs.Compareも2年連続の2位でした。強くてもなかなか頂点に手の届かないチーム、俗に言う「強いから勝つのではなく、勝つから強いのだ」ということもあるでしょう。

Polarisは準決勝もPK戦でしたが、11人ずつのサドンデスを制して決勝にコマを進めました。その準決勝の相手は、2021年に優勝したナニワ。大会上位には実力が伯仲するチームがひしめき、好試合が続きました。2年連続で優勝を逃したPolarisのキャプテンは、最後のキッカーがゴールを外したすぐ後、うなだれるメンバーに「最後までキチンとしよう」と声をかけて最後の整列を促しました。チームを引っ張るキャプテンが一番悔しかっただろうと思いますが、その真摯な姿勢には胸をうたれると共に、来年の再々チャレンジの期待が膨らみます。

大会の審判は、決勝の派遣審を除いて、全試合を大阪の連盟内チームに割り当て、実技研修としています。中には、審判の技量の善し悪しが試合の行方を左右することもありましたが、多くの審判は真面目にひたむきに取り組んでいました。今年の研修の第1テーマは「PK」で、特にその時の副審の位置、何を監視するのかの指導でした。決勝がPK戦だったのは、たまたまですが、決勝戦のそのドラマの布石になりました。