北九州市・第15回にこにこペースの平和マラソン|猛暑の中、無事に完走!

2023年7月23日、福岡県北九州市で「第15回にこにこペースの平和マラソン」が行われました。八幡駅前の「小伊藤山公園」のゴールを目指して、市内各地から「にこにこペースのランニング」や「ウォーク」で参加しようと呼びかけました。

ゴールの「小伊藤山公園」は八幡大空襲の時、ここにあった防空壕に逃げ込んだ300人余りの市民が、防空壕の中で犠牲になりました。1945年8月8日の八幡大空襲で、八幡の町は焼け野原になりました。しかし、八幡製鉄所には爆弾は落ちませんでした。市民を狙い撃ちにしたのです。爆弾で焼き尽くされた市内の上空を炎と黒煙が覆い、翌、8月9日に原子爆弾を積んだ爆撃機が、小倉の上空に現れて原子爆弾を落とそうとしましたが、厚い雲と黒煙に覆われて目標が定まらず、長崎に投下されました。

今年は猛暑のため、門司港駅に集合して参加者全員でまとまって行動しました。8:30にランナー6人とニュースカー・給水車・救護車の3台がスタートしました。

5月21日に閉幕したG7広島サミットでは「核抑止」を全面的に正当化し、すでに世界の92カ国が署名し、国際法としての地位を確立している「核兵器禁止条約」を無視する姿勢をとりました。さらに、ロシアによるウクライナ侵略を非難しながら、G7諸国が軍事ブロックの強化で対応することは、世界の分断をより深刻にし、軍事衝突の危機をさらに増大させるものです。今こそ核兵器禁止条約に批准して、「ただちに戦争を止めよ!」とアピールしました。

12:00に小伊藤山公園にゴールし、参加者全員に参加証が渡され、慰霊塔の前で集合写真を撮って散会しました。今回はスタッフ5名とランナー8名の13名が参加しました。