被災者を対象としたスキー教室は大成功~北海道スキー協

2012年1月22日、原発事故のあった福島県など被災地から札幌に避難している家族を対象に実施したスキー教室は大成功となりました。

当初、札幌に転校し初めてのスキー授業を不安と期待で迎える子どもを対象に企画しましたが、幼児や中高生・大人、さらに付き添いも加わり、総勢35名ほどのスキー教室となりました。

まったく初めて雪やスキーに接する子どもたちが多く、講師は20名の指導員に協力を要請して実施しました。「うぁー」「きゃー」と歓声が飛び交うなか、講師には悪戦苦闘のスキー教室でした。幸いケガもなく無事に終了できました。手厚い指導体制から、ほとんどがリフトに乗るほど上達できた楽しい教室となりました。

被災者の自治会、地域の子育てクラブと共同しての実施できたが、会場となった藻岩山スキー場からは、講師を含めて全員のリフト券や昼食の提供など多大なご協力をいただきました。

たった1日の教室であり多くは期待できませんでしたが、バス乗車には「楽しかった」と笑顔が多く、子どもたちにとっては雪を楽しむ良いキッカケとなったことを祈るばかりです。(北海道勤労者スキー協議会「北のシュプール」No.355より)