北海道連盟「札幌五輪招致に関する件及びスポーツ施設の改善等に関する要請書」を提出

2023年11月27日、新スポ連北海道連盟は「札幌五輪招致に関する件及びスポーツ施設の改善等に関する要請書」を札幌市に提出し、札幌市の行政担当者と懇談会を行いました。札幌市側から12名、新スポ連側からは9名が出席。

新スポ連北海道連盟からは、札幌五輪招致に関する件、スポーツ愛好者が日常においてスポーツ活動を行う際に支障をきたしている事項・公共スポーツ施設の改善等についての要請がありました。

冬季五輪招致に関するJOC山下会長と札幌市長の表明については、「市民無視の、何が何でも冬季五輪誘致の姿勢そのものではないか」と指摘。2034年やそれ以降の開催に対する札幌市民の賛否を、第三者機関で実施するように求めました。

アイスリンクの恒常的な活用を図る計画が浮上していることについて、「冬季五輪を前提とする計画でなく、市民のスポーツ振興に向けて、老朽化した体育館や、プール施設、藻岩スキー場の整備などにも計画的に行うべき」との要望がありました。

他に、ウインタースポーツの振興や冬季五輪開催の目的、オリンピックと平和、東京五輪の汚職についての質問があり、冬季五輪の有無にかかわらず、世界一の豪雪都市札幌に住む200万人の市民が、冬季も快適で、雪や氷を生活やスポーツで楽しんでいるという驚きの都市であることを発信し、実現したいとの意見がありました。

各種目からは、「札幌市の施設にスポーツクライミングウォールの設置を」「小学生スキーリフト割引きクーポンの拡大を」「厚別川に架かる虹の橋にロードヒーティング設置を」、札幌市内の公園、野球グラウンドの使用に関する要望などが訴えられました。

▼札幌五輪招致に関する件及びスポーツ施設の改善等に関する要請書(全文)と回答