反核平和の大切さを確信「2014反核平和スポーツのつどいin広島」

3316513213223561.jpg456321321.jpg2014年8月5日、「2014反核平和スポーツのつどいin広島」を開催しました。

午後1時30分に、広島平和公園の「嵐の中の母子像」に集合した参加者8名は、平和公園周辺の原爆の日に因んだ遺跡や碑を、被団協の松田久美子さんのお話を聞きながら見学。改めて、広島原爆の惨状やその後の経過などを勉強する機会を得ました。

あいにくの雨の広島でしたが、松田さんの熱のこもった話に、たっぷり2時間、みなさん耳を傾けていました。なかでも、原爆が地上600mでさく裂して、爆心から半径2km以内の人々は、たった1.4秒間、3000~4000℃の熱線を浴びたときの惨状を聞いた一行は、怒りと悲しみを募らせました。

その夜に行われた「反核平和マラソンの交流のつどい」は、例年に比べれば、昼間の勉強の影響もあって、それぞれ反核平和のアピールの大切なことを確信した集会となりました。福岡、広島、兵庫、大阪、神奈川、東京、ウォーキング協、スキー協、全国連盟から17名の出席でした。69g1s3291313.jpg

8月6日は、朝から雨。政府主催の「平和祈念式典」は43年ぶりに雨天開催。灼熱の広島の夏とは
打って変わって、涼しげな中行われました。

「広島~長崎500km反核平和マラソン」の出発式も同時に行い、8時15分の原爆投下の時刻に全員で黙とうを捧げた後、長崎に向けて出発。神奈川の佐藤さん、スキーの石川さん、大阪の関戸さんらは、サポートランナーとして1区間を並走しましたが、これも今回の企画の一環として行われています。

その後、「つどいin広島」の参加者は、平和記念資料館の見学をした後、ちょうど雨が上がったところで、原爆ドームの前で、歌声ライブが始まりました。

北海道から来た女性や、イタリア人を案内する現地のスタッフやら家族連れ、みなさんが「青い空は」「原爆をゆるすまじ」などの歌を歌い続けました。「原爆をゆるすまじ」は4番の歌詞までそらんじているという女性は、小さいころに被ばくした経験を話してくれ、もう一人の男性は「8月6日は、原爆で死んでいった人々の命日。もっと静かにしていて良いのではないか」など胸の内を話してくれました。「歌声ライブ」も確かな活動として「スポーツのつどいin広島」に定着させたい思いを膨らませて広島を後にしました。