好天に恵まれ多くのドラマが|第44回全国スキー・スノボ競技大会

2018年3月2日~4日、戸狩温泉スキー場で「第44回全国スキー・スノーボード競技大会」が開催されました(後援;飯山市・飯山市教育委員会・戸狩温泉スキー場株式会社、戸狩スキー学校)。

全国勤労者スキー協議会会長の栗岩恵一氏(長野)は「平和でこそスポーツ」「スポーツは平和と共に」を合言葉にフェアプレー精神を発揮しよう!と訴えました。

第1日目は、とてもいい天気。大回転の競技は9時スタート。スタッフは5:45に宿で朝食を済ませ、6:45にはゲレンデに向かいます。戸狩温泉の「なかみち屋」という宿の協力あってのことです。

スタート前に「ポールセッター」がポールを立てていきます。今大会のセッターは、愛知スキー協の寺田康平さん。26歳の若手のホープです。彼は前回の大会でぶっちぎりで優勝したレーサーでもあります。しかしセッターは競技には出場できないので「前走」としてポールをくぐります。(標高差200m、30旗門)

スノーボード、ビギナー、スペシャル、小学生、中学生、女子は1~3部、男子1~7部があり、109名がエントリー。午前中に1本目、午後から2本目を滑り、合計タイムで競われます。

スペシャルの部は障害者の部です。中嶋譲司さん(滋賀)は健常者として全国大会の常連でした。大きな病を乗り越え、声帯は失いましたが見事な滑りで復活しました。同じ病気の人の希望の星です。

中学生の部で優勝した花井崇行さんは全体でも一番早いタイムを打ち出しました。4月からは高校でスキー部に入る予定です。
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小学生の部でデビューした1年生の富田大埜(ひろの)さん。小さい体をいっぱいに広げてしっかりゴールまで滑りきることができました。残念ながらポールの不通過があり失格となってしまいましたが「頑張ったね」「偉かったね」「感動をありがとう」と伝えたい。

1日目の夜にはゲレンデ内の「レストランTOGARI」で表彰式&交流会です。日本酒の差し入れや、ウォーキング協議会の吉越悦子さんからの三浦海岸のとれたてのわかめの差し入れもあり楽しい時間を過ごしました。県を超えて交流が深まるのも全国大会の良さですね。

2日目、ピーカンの素晴らしい天気に恵まれた全国大会。オリンピックに負けないくらい、たくさんのドラマが生まれました。