気持ちよくレースを楽しめた|栄村復興支援スキー競技大会

「スキーが大好き、競技が大好きなスキーヤーが、直接被災地に出向き、競技を楽しみ、参加者間の交流を深めよう」というコンセプトで取り組まれた栄村復興支援競技大会。どうやったら栄村に人が集まるか?から始まって、実際に準備を進める過程では、議論百出の状況でした。当日(2012年3月10-11日)は、現地栄村の熱心なご協力もあり、60名近くエントリーした選手と、のべ50人のボランティア役員が参加。宿泊施設「トマトの国」は、満室になりました。

1日目は、3月の春らしい雨雪であれたバーン。競技を中止するか? 1本だけで開催するか? 緊張する判断を強いられましたが、共通の合意事項「けが人を出さない」を徹底することで、参加選手からも歓迎の拍手が起きました。そしてゴールエリアで歓声の上がる、和気あいあいの1本勝負が展開されたのです。


2日目は快晴の中での2本勝負で、速いレーサーは速く、それなりのレーサーはそれなりに、参加者全員が楽しめる競技大会になりました。栄村の皆さんと全国のスキー協議会の仲間に、大きな励ましになったと確信できる大会でした。