年中滑れる人工スキー場で活動|福岡スキー協

福岡県飯塚市にサンビレッジ茜という人工スキー場があります。1990年3月、筑穂町町制施行30周年を記念としてオープンしましたが、当時の竹下登総理大臣が発案した「ふるさと創生一億円」で造られたと聞いています。ナイター照明もあって、夏場は点灯すると空に月が出ているときは、幻想的な雰囲気になります。

バンクーバー五輪の女子モーグル日本代表の村田愛里咲選手は、北九州市若松区出身で小学生からスキーを始め、サンビレッジ茜で滑っていました。最近では、母親の影響で4歳からスノーボードを始めた北九州市の高校生・田中楓さん(16歳)がプロ資格を取得しました。身近なところに人工スキー場があることで、スキーやボードに憧れて一流の選手が育っています。

ここではアルペン競技も開催されています。茜アルペン人工芝スキー・スノーボード大会は年間7戦あり、その他全九州アルペン人工芝スキー・スノーボード選手権大会など毎月開催されています。

2021年10月10日に飯塚市長杯職域・クラブ/チーム対抗人工芝スキー大会が行われて、スキー協所属クラブ「ふきのとう」の有志3人でチームを作り参加しました。16チーム中5位と健闘! 個人成績は横山隆20秒67(5位)、矢野貴広21秒91(14位)、大塚幸代23秒50(30位)でした。

しかし、最近は運営が赤字続きで、閉鎖の声も聞こえてきます。先日、サンビレッジ茜理事長は「西日本でも、他にないこの施設を維持させたいと、飯塚市に意見を上げている」と熱く語っていました。この人工スキー場がなんとか存続できるように、私たちもこの施設を利用して、協力していきたいです。