サプライズの連続~2014千葉・反核平和マラソン
2014年7月13日、午前9時30分頃、スタート地点となる千葉公園・ハス池では今が盛りの「大賀ハス」が三々五々集まってくるランナーを迎えてくれた。今回はこれまでのコースを大幅に変更したり、募集を早めから始めたり、今まで呼びかけてこなかった団体等に呼び掛けた努力が実ってか、なんと30名を超えるランナーが集まった。常連の顔も見えるが、始めて参加する顔もちらほら。通り過ぎる人達も「いったいこの人たちは何をするんだろう?」興味津々の顔で通り過ぎる。9時45分スタートセレモニー、逸見千葉ランニングセンター会長の司会で進行。
準備運動を終え午前10時を少し回ったところで、いよいよスタート。公園出口でスタート前の記念撮影。この日の為に新しく作成した横断幕もランナーを後押しする。と、そこにどこからか聞きなれたシュプレヒコールが。なんと、期せずして「平和行進」の仲間と遭遇。これが1回目のサプライズ。お互いにエールを交換して、いよいよ新コースに向け出発。第1区は千葉公園から千葉土建事務所までの約4㎞。国道14号線を南下。一昔前は千葉市の中心街だったが、今では住宅街に変身。住宅街を駆け抜け反核をアピールしながら走る。どうしてもピッチが速くなる気持ちを押さえながら休憩所を目指す。前日は30℃を超える猛暑だったが、薄曇り、風もそこそこに吹いており全員快調に走り第1中継所に到着。
約5分間の休憩後、次の休憩所「中央公園」を目指す。この区間は千葉銀座ともいわれる千葉市でももっとも賑やかなところを走る。道行く人やすれ違う車のドライバーに反核を訴えながら走る。あっという間に第2休憩所・中央公園に到着。ここでもサプライズ。平和行進に参加した方と遭遇。「私は走れないので歩いて反核を訴えています」そうです。訴え方は色んな方法があるんですよね!この第2区はもっとも短く約2㎞。
休む間もなく第3中継所・幸町団地公園を目指す。このコースも繁華街が続き、最も人が集まるJR千葉駅がコースに入っており、大いに反核をアピールすることが出来ました。それにしても「横断幕」と「桃太郎幟」の効果抜群。通り過ぎる人は思わず「おッ!」と振り返ってくれる。また、今回アナウンサーが常に伴走してくれ、ランナーを励ましてくれる。そうこうするうちに目的地の公園に到着。水分補給・塩分補給を終えて、いよいよコースで最も長い直線が続く第4区へと入る。そして、第3のサプライズ!いつもは単調なコースだったが練習帰りのサッカー少年団を遭遇。なんと年の差ン十年のハイタッチでのエール交換と相成った。
正午近く最後の休憩所に到着。水分補給を終えると第5区へ突入。この区間はそれまでキロ8分ペースで走ってきていた欲求不満を解消する意味で各自自由なペースでフィニシュを目指す。ほぼ事前の予定通りのタイムで全員が無事完走。
完走後のご苦労さん会では、園川理事長の軽妙な司会で進行。ここで最後にサプライズ!開始早々大粒の雨が降り出し、雨宿りをしなければ。。。と思いきや、数分で上がり、事なきを得ました。そして参加者全員で反核平和マラソンの意義を話し合ったり、自分のレース歴を披露し合ったりしてアットいう間に予定時間が終了。来年の再会を期して散会しました。
今回の取り組みには準備期間を十分にとり、実行委員会で議論し、新しく横断幕を作成したり、今まで呼びかけていなかった団体にも声をかける等今までと一味もふた味も違った中身の濃い、サプライズが一杯詰まったものとなりました。