「われらの冬」を告げる花火となった「中央研修会」~全国スキー協

 2011年12月3日、朝から大荒れの風雨に襲われ、どうなる事かと心配された今年の中央研修会。「今日は遊びのスキーじゃない」「雨の中の研修」を覚悟して、登山用のカッパに身を固めて、私たちはホテル地下の大広間に集まりました。ところが強風でリフトも動きません。
 そこで急遽、屋内研修にチェンジ。夜の部が昼に繰り上げとなりました。これが結果オーライだったと私は見たい。なぜなら、実地で滑る前にDVDでイメージを描き、ゲレンデではできない足裏感覚のトレーニングなどを十分してから、次の日ゲレンデに立つことができたからです。
 荻原講師の指導で、とくに外脚のエッジングを意識して、大股に歩く動作をみんなで大広間をいっぱいに使って動いたのは印象的でした。また、なぜ「滑りが変わる4つの基本技術」なのか解らなかったが、それは、スキークロスの国際舞台で活躍する選手のトレーニングとも関連すると言う荻原さんの説明の中でハッキリしてきました。一般スキーヤーでもうまい人はたくさんいるが、こうゆう基本をどれだけ積み上げたかで、差が付いてくると思います。
 次の日は少し冷えて、人工雪の中で何とか滑れるコンディション。折りからSAJの研修、修学旅行生の群れでゲレンデは混雑したが、「初心者の片脚スキー」から入り、片脚ターンまで学んで行ないました。内脚ターン、片脚ターンについて私は苦手なので、バリエーションを1つ考えています。それは練習に入る前に、まずギルランデで練習してから本番に入ることを実行してみたい。ギルランデなら、エッジ切り替え、重心切り替えがやさしいからである。まだシーズン初めなので大いに練習してレベルアップを図りたいです。
 栗岩会長の話では、小さかったスキー協が、次第に社会的に認知されつつある成果が、解りやすく話された。子供のリフト券割引を実現し、「全国ス安対」やインタースキーにも参加して実績を積んできました。今シーズンは特に①3.11被災地の子供を励ますスキー、②富士山を101人で滑ろうを成功させるため、指導員の力を大いに発揮しようと結ばれました。
 小川講師の話も解りやすく、親しみやすく聞けました。自分の体験から、初級指導員は4回目に合格、中級では3回目、上級では実に7回目で成功と言う、根性と言うか、努力の成果が、今年のDVDの彼の滑りにもよく現れています。こうゆう実技と並行して小川さんは「東京スキー協通信」を定期的に発行している。なぜか? 行事に参加できない会員を置き去りにしないためです。これは説得力があります。私のクラブでも、行事に参加しない会員が半分近くいるし、リストラにあって失業中の人もいます。こうゆう会員にも声をかけるのが会報。例えめんどうでも会員を置き去りにしない事の大切さを学びました。
 楽しいスキー仲間を増やすには、リストラや社会悪と闘う労組や政党の力を借りて、スキーヤーの要求実現のために行動する必要性を痛感しています。この意味で、今年6月成立した「スポーツ基本法」は、超党派の賛同を得た宝物だと思います。関係者に敬意を表すると共に、しっかり学び、実効性あるものにするために、友人たちと共に行動して行きたいです。(文=山口俊彦)