セントラルSC終盤に力~全国サッカー大会ファイナル

第18回全国サッカー大会 ファイナル大会
2009年12月6日 神戸市総合運動公園ユニバーシアード記念競技場 12時30分開始
セントラルSC(西日本大会優勝) 4-1 FCバルサン(東日本代表)
主審:岡田(東京)、副審:石坂(兵庫)出口(大阪)、4審:村田(兵庫)
 私たち協議会の一般試合の多くは全後半合計の60分。それも草サッカーならぬ、土の上での試合。しかしこの大会は各都道府県の大会を勝ち抜き、東西のエリア大会の代表の決戦大会として90分のフルゲームを行ないます。
 隔年に行なわれる(全国スポ祭の狭間年)この形式は五回目で、東西交互に会場を替え行わなれます。運営準備も、できるだけレベルの高いグラウンドを提供できるように努め、今回は当グラウンドとなりました。1試合とは言いながら遠征するチームにとってはそのハンデは当然で、過去4回のファイナルはすべて地元地域チームの圧勝がその結果。
 当日は晴天に恵まれた絶好のスポーツ日和で、芝も最高のコンディション。さすがにJリーグ仕様。遠征のハンデをものともせずFCバルサンはオープン展開を屈指し、ボールを支配します。セントラルも、すばやいパスワークと個人技で突破をはかるがバルサGKの好捕は得点を許さず。さすが東西の代表チーム。もちろん悪質なファウルも無くそれぞれの技量でのせめぎあいは続き1対1で前半を終えました。後半に入ってもその状況は継続されるが、後半中盤を過ぎると遠征の影響がバルサンに出てか足をつる選手が現れ始めます。バルサンの運動量が落ちた後半30分以降にセントラルが3点を奪い試合は決しました。
 FCバルサンの主将は、「遠征ハンデは言い訳にしたくない。またファイナルにチャレンジしたい。」力を出し切った顔にはすがすがしさが漂う。優勝セントラルの代表は「最高の舞台で最高のスタッフに支えられ、思う存分試合を満喫した。普段やりなれていない90分ゲームは、特に集中力が難しかったがやりがいがあった。審判団も最高でした。要員の方にも大変お世話になりました。ありがとうございました。」と、両チームともファイナルに出場できたことに高評価の感想。
 セントラルは連覇、バルサンにはリベンジ、そして多くのチームにはこの舞台を今後も目標として励んで欲しいです。また、審判員もファイナルでジャッジすることを名誉に思い、めざし、技術の向上に努めてほしいと思います。(出口敏昭)