晴れの土淵地区 自然や歴史にふれて歩く|盛岡ウォーキングクラブ

2021年6月15日、土淵活動センター前には参加者28名が集合しました。前日の雷雨がウソのような好天に恵まれ、リーダーの黒澤さんを先頭にスタートしました。

コースは国道46号線と雫石川の間、田んぼや緑に囲まれ野鳥の声もひときわにぎやかな所。黒澤さんからは、雫石川は昭和初期まで度々洪水に見舞われ別名暴れ川と呼ばれていて、堤防工事や高速道路・西周りバイパス工事などが集中したところ。また、この地域がその昔安倍の貞任や源義家、頼朝など歴史上のもののふたちの舞台であったことなども紹介。

「貞任橋」では無造作に張られたネーミングを見て「もっと郷土の歴史を大事にしてほしいね」と呟く人も。船場橋近くの岩手牛乳(株)については「小岩井農場より古い歴史を持つ会社」だとひもとき、その隣地は盛岡市から8市町のごみ焼却施設建設予定地として発表された場所と紹介。施設ができればその建物の上に更に高さ60mもの煙突が付けられ、目の前に見える電力会社の鉄塔よりはるかに高いものとなるとの説明がされました。

参加者からは「イオンや商店街や住宅地が密集しているところに焼却場を作って大丈夫なの?」「学校給食で飲んでいる牛乳が心配」などの声も寄せられました。最後は、旧国道46号と堤防が交差する場所にある「供養塔」前で、供養塔が建てられるまでの経過や歴史を学び、みんなで記念撮影し発着点の活動センターに戻りました。