震災メモリアルウォーク開催|宮城県連盟

東日本大震災から10年目の2021年に開催予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響により2022年に延期となりました。2022年4月10日当日は、好天に恵まれ風も穏やか。花の香り漂う絶好のコンディション。あしがる会7名・仙台ウォーキングクラブ5名・みやぎトレッキングクラブ3名・青年クラブ3名・お母さんランナーズ1名の計19名が参加し、せんだい農業園芸センターから震災遺構「仙台市立荒浜小学校」まで約3kmの行程を歩きました。

荒浜小学校では、「案内人庄子さん」の説明を聞きながら1~2階の一部を見学しました。3階は立ち入り禁止で、4階にはモニターが設置されており、当時の校長・教頭・各町内会会長が震災当日を振り返る映像が流れました。

津波の動画と共に、当時の状況を赤裸々に語る内容は、胸にこみあげるものがありました。海から500mの立地にある荒浜小学校では、定期的に行う避難訓練で、避難場所を体育館から屋上にしていたことで助かった命がたくさんあった、と語る校長先生の言葉に感銘を受けました。

救助ヘリコプターを待った屋上へ昇りました。穏やかな海が見え、風も心地よく、家族連れで賑わう公園を見渡すと、平穏な日常の素晴らしさを感じ、此の当たり前の日常が永年続く事を願わずにはいられませんでした。小学校前にある高台にて昼食を採り、荒浜地区住宅基礎・荒浜記憶の鐘・東日本大震災慰霊の塔を見学し、JRフルーツパークへ移動。各々買い物を楽しみながら解散となりました。