指導員としての苦労と、その先にある楽しみは?|全国スキー協中央研修会

2020年12月5日~6日 志賀高原・熊の湯スキー場で、全国勤労者スキー協議会主催・2020中央研修会が開催されました。関東地方、東海地方、関西からも合わせて60人が参加し、スキー指導員の全国集会といった感じです。初級指導員もいますが、多くは中級・上級指導員で、スキーが上手な人ばかりといっても良いでしょう。

毎年12月初旬、つまりこれからスキーシーズンがはじまるという時期に研修会が行われてきました。新しいスキー教程にもとづいて、指導員自身が技を磨き、指導法の研鑽をしています。今回は60人が11の班に分かれて(一つの班が5~6名)、講師の指導の下に練習しました。私は一番若手の講師・野瀬孝さんの第4班について見せてもらいました。

第1日目は、「洗練のパラレルターン」という中級から上級を目指す研修でした。外側の脚に体重を乗せてターンする練習では、内側の脚を雪面から持ち上げて、外脚一本で滑ります。次は内脚一本で滑る練習で、体を傾け一本足でヤジロベーのような格好で滑ります。他にもいろいろ学んだ後で、学んだことをすべて生かして自由滑走をしました。

第2日目は、初心者に教えるために、スキーをV字に開いて滑る練習から始めました。「V字になったスキーの先にスイカが乗っていると思って、スイカを落とさないように(板の先端が離れないように)運んでください」と講師が言います。その後、V字から二本そろえて滑るパラレルターンへと進んでいきました。

研修を受けた指導員に感想や体験を聞きました。千葉県から来た佐々木睦昭さんです。
「今日は教程の一番上の技術から始まったので驚きました。難しくて3回目ぐらいでやっとできる感じでした」。指導員としての楽しさを聞くと、「中級の指導員資格を取ったら、あんた中級なんだから、教えに来てよといろんな所から声がかかって、他県の人も含めて、たくさんの人と知り合いになれました。人と人の絆が広がったことですね。」

スキーを始めたキッカケを聞くと、「一歳のときからスキーをやっていて、楽しいイメージしかないです」「滑っていると、嫌なことも全部忘れるし、朝一番の誰も滑っていない斜面に自分のシュプールを描くと、本当に気持ち良いですね」。これは私も同感です、朝イチの新雪は何物にも代えがたいし、いつも他人のシュプールのない所を探して滑りたくなります。スキーをやってて良かったと思える瞬間です。(「スポーツのひろば」編集委員・西條晃)

▼新日本スポーツ連盟全国勤労者スキー協議会
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