杜の都・仙台で熱戦|全国祭典テニス大会2018
2018年11月17~18日、仙台市・泉総合運動公園庭球場で第32回全国スポーツ祭典テニス大会が開催されました。宮城県での開催は14年ぶり。今回は22の都道府県及びブロックから、144ドロー226名の参加となり、各種目で熱戦が繰り広げられました。特に、ドロー数が多かった男子シングルス、ミックスダブルスでは、例年にも増してヒートアップした試合が続きました。
男子シングルスは、連覇を狙って順調に決勝までコマを進めてきた八尋選手(福岡)に対し、2度の連覇の実績を持つ細川選手(福岡)を準決勝で破って決勝に進出した中西選手(兵庫)が挑む対戦となりました。ベースラインで力強いストロークを繰り広げる八尋選手に対して、チャンスがあればネットに出るオールラウンドプレイヤーの中西選手が、終始、主導権を握ってゲームを進め、勝利。ゲーム終了の握手後、観客席の仲間に両手を大きく上げてガッツポーズしたのが印象的でした。
ミックスダブルスは、準決勝で昨年度優勝の山下・流ペア(北海道)とのパワーテニス対決で一歩も引けを取らずに勝ち進んだ久光・浦ペア(福岡)と、加茂・大槻ペア(滋賀)vs西尾・加藤ペア(三重)の技巧派ペア同士の対戦を接戦でものにした加茂・大槻ペアが決勝で相まみえました。久光・浦ペアが繰り出すパワーショットに、加茂・大槻ペアがテクニックで応戦する息詰まるゲーム展開。最後は、昨年度優勝ペアを破ってきた久光・浦ペアが地力の差を見せての勝利となりました。
女子シングルス優勝の西内選手(高知)は、すべての種目を通じ、高知県に初めての全国大会優勝をもたらしました。また、壮年男子シングルスの畠山選手(岩手)は、主管ブロックの地元・東北で大きな優勝の花を咲かせました。さらに、男子ダブルスでは、4年連続の大阪府同士の決勝を制し、大坪・藤本ペア(大阪)が今大会では唯一となる連覇を達成しました。