平和のたすきと反原発の旗をつなぐ~群馬平和マラソン
2013年7月28日、第3回群馬反核平和マラソンが開かれ10名が参加、32度を超える暑さの中、走って核や原発の廃絶を訴えました。この大会は高崎市の青木延義さん(75)が、福島原発事故の起きた3年前に「今こそ反核・反原発を訴える時、スポーツは平和とともにある」と始めた大会で、コースは前橋敷島公園と高崎市役所を往復する約28km。ランナーたちはそろいの青いTシャツと帽子姿で平和のたすきと反原発の旗をつなぎました。
1区間は約2㎞、責任者がその区間のたすきをつなぐ約束ですが、ランナーたちは責任区間以外も積極的に走り、常に4~5人が一緒に走る状態でした。初参加の清水英雄さんは全区間を完走し、「青木さんの考えに賛同して参加し、貴重な時を過ごさせてもらった」と満足そうでした。
先導車からの「核兵器、原発をなくそう」の呼び掛けには沿道から手を振ってこたえる姿や、中継地点まで来ての応援など、平和を願う市民にランナーたちは暑さをはねのけて走る力をもらったようです。今年2回目の参加者、阿久澤悟さんは「戦争の怖さを知っている世代、あの思いはしたくないという思いで走った」と晴れ晴れと語りました。