節電に協力するけどプール利用者の声も聞いて~東京水泳

 東京・江東水泳連絡会は、2011年4月20日、節電による使用制限の緩和を求める要請を行ないました。当日は連絡会の加盟クラブメンバー6名が参加。節電全体には協力するが、他の区の事例を参考に、利用者間の公平さが確保できるよう申し入れました。
 参加者からは、「節電により5時以降は使用禁止だが、4時 15 分からの小学生高学年のクラブの利用まで制限される一方で、一部のプールでは4時から1時間の主催教室を開催している。団体利用のみ制限はおかしい。可能なら団体に説明して要望を聞いてほしい」「勤労者には週1度の水泳練習は生活上のメリハリもあり、健康保持に有効。中断は痛い」また、有明プール利用者からは「小学生の水泳教室を全面中止してしまい、楽しみにしている子どもがかわいそうではないか」など、こもごも実情が述べられました。
 これを受け、区スポーツ振興課長からは、江東区の5月・6月の開館方針について「通常どおりとし、曜日にかかわりなく夜間も開館する。ただし、7月以降の夏場の電力需要急騰時には再検討する」「政府の節電方針が確定し次第確定的な対応策を決める」との回答がありました。また、参加者からの利用実態には良く耳を傾け、指定管理者の健康スポーツ公社にも要請を伝えると約束しました。 (東京都連盟「OUR SPORTS」より)