過去を学ぶことは、未来を照らす|あいち平和大好きマラソン
2017年6月4日、名古屋市内で「第10回平和大好きマラソン」が実施されました。ランナー28名、要員4名、宣伝車1台、救護車1台で、ケガもなく満足のいく走りができました。
コースは、39km・24km・11kmの3種類。宣伝カーの訴えやランナーのゼッケンを見て、行き交う人達から「がんばってね」との声も。
39kmは、早朝6時に金山駅をスタート。11kmは国民平和行進が休憩する「今池西公園」から、12:10にスタートしました。14:00に白川公園にゴールし、平和行進の交流集会に参加しました。
第10回を記念して、10回と5回の連続出場者に、スポーツ連盟愛知県連盟の大塚晃司理事長から記念品と表彰状が渡されました。
毎年、「ランナーズ9の会」のメンバーが中心となり、コースの設定、下見など念入りな準備がされています。給水、軽食、看護師、アナウンスなど多くの人に支えられて成功の歴史を刻んでいる。
このマラソンの特徴は、20カ所を越える戦争跡地や戦争を忘れてはならない慰霊碑などを確認しながら走ることです。参加者には事前に、写真入りの案内資料を送付。走る途中で「こんな所に、こんな歴史が」と知ることの大切さを実感しました。
厚いコンクリート壁に大きく残る弾丸の跡には、とてもびっくり。ナゴヤドーム球場の空襲プレートには、特攻隊員として犠牲になった、ドラゴンズの石丸投手の名前も刻まれています。「戦争を忘れないために、このプレートを掲げる」というメッセージは、スポーツを愛する者の心に響きます。