「生涯サッカーを目標に」|西日本シニアサッカー大会

2022年11月20日、徳島県の鳴門大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムで「第34回全国スポーツ祭典 西日本シニアサッカー大会」が開催されました。夜明け前の午前5時の大阪の出発時は雨、鳴門に着いて曇り空になった中、会場の準備を始めました。

この会場は、Jリーグ徳島ヴォルティスのホームグラウンド。草サッカー選手にとっては垂涎の憧れ(ある参加者の言葉)で、高揚するところです。ここで大会ができるのは、長くサッカーを続けてきた者にもそう経験できないことで、とにかく楽しんでサッカーをしようという、参加者みんなの気持ちが雨を追いやったのかもしれません。「奇跡」と言う選手もいました。

50歳と60歳のカテゴリーで、審判は40歳代の若い(?)方々です。大会を支えてくれた審判団のおかげで選手は試合に集中できました。選手は、勝敗にこだわってプレイするのは当たり前ですが、それ以前に怪我をしないさせないという意識の中での熱戦でした。選手全員が素晴らしかった。

▼結果
60歳クラス
優勝 ミッキーマウス
2位 兵庫マスターズ
3位 姫路シニア O-60
4位 上町クラブ

50歳クラス
優勝 KAZE NO NE
2位 OSAKA3710FC
3位 岩田FC
4位 京神我F.C.

「いつまでサッカーしているの」そんな言われ方をされたシニアの選手。それの対し「やめる理由がない」と開き直るシニアの選手。そんな集まりの中、「生涯サッカー」を目標にシニア大会は続けています。

とはいうものの「いつまで続けられるのか」の不安も事実で、であるから余計に「出来るときには大いに楽しもう」、焦りかもしれません。歳を重ねても仲間がいて、持ち合わせるエネルギーを燃やせる場所があるのはとても幸せで、焦れば焦るほど共有する時間の感激が身に沁みます。

今回の会場は、新スポ連徳島県連盟の紹介で交渉をしました。一旦は断られましたが、「希望の11月に単日だったら使用可能」と連絡があり、開催が決まりました。カタールW杯が同時期に開催のためJリーグの日程が早期終了し、本来ならJリーグは終盤の佳境の時期が空白になったのも一因です。これも「奇跡」だったのかもしれません。