榊原道を行く|三重ウォーキングクラブ

2022年1月17日、ジャンボ干支ですっかり有名になった辰水神社へ、9時集合が道路事情で10分遅れ、榊原へ配車しに行き、その間に裏の坂道を登り(これが急坂でフーフー!)神社へ。配車組を待って9時40分ごろ出発。150段の石段を下り鳥居の上の掲げられた大きな張りぼて虎と写真撮影しました。

小学校(今は廃校、幼稚園だけが残っている)の下を通って家所城址へ、民家の横の畦道を通っていくと、正面に説明板があります。長野氏が力をつけてきた1362年に長野氏の第3子家所祐歳(スケトシ)によって築かれ、雲林院氏、草生氏、分部氏とともに長野氏の分家として本家長野氏を支え、この地方24カ村を領治し、8代の間、約200年栄えました。

途中、享保年間作の6地蔵をみて高宮神社へ。3代目の斎王といわれる五百野皇女を祀ってあります。社殿は二つあり、その一つが姫宮様として親しまれています。五百野皇女は斎王の任を終えて都への帰り道、病気にかかりこの地で亡くなったので御陵を築いて埋葬しました。このとき、姫の従者で高宮という者が御陵をまつるためにこの地に残りのちに春日神社に勧請したのが高宮神社の始まりと言われています。御陵は神社近くの奈良街道沿いにあります。

R163を横切って、いなば園の前を通って坂を下れば榊原です。榊原温泉病院の手前に小さい川があり、東山風呂屋跡があります。風呂といっても湯の浸かるわけではなく、火を燃やしながら川の水を汲んで体のかけ、火にも水をかけて上がった蒸気で温もるといったものだったようです。

温泉病院の裏を流れる川を遡って行くと川沿いに「源泉一号」「源泉二号」のポンプ小屋があります。「清少納言」「湯元榊原館」などの裏側になります。川沿いの道から一般道に上がってしばらく歩き湯香里橋を渡ると射山神社です。旧源泉があった所だそうです。ここが本日のゴール。約10キロのウォーキングでした。