名古屋市で全国テニス選手権大会が開催

2019年11月23~24日、愛知県名古屋市・東山公園テニスセンターで「第22回全国テニス選手権大会」が開催されました。直前まで、雨の予報でしたが2日間とも天候に恵まれ、予定通りに大会が終了できたのは何よりでした。
 
今大会は、全7種目で昨年の優勝者が参加しましたが、女子ダブルスの笠井・大澤ペア(東京)のみが連覇となりました。連覇は、例年1種目あるかないか程度であり、その難しさがうかがえます。男子シングルスは、昨年の優勝者の中西選手(兵庫)を8-4で下して篠原選手(神奈川)が優勝しました。篠原選手は、準決勝を足が痙攣したにもかかわらず勝ち上がり、さらに決勝を制したことは驚き以外のなにものでもありません。
 
壮年男子シングルスも、昨年の優勝者の畠山選手(岩手)が決勝に進出しましたが、鈴木選手(兵庫)が8-4で勝利し優勝者となりました。男子ダブルスは、3連覇を狙う大坪・藤本ペア(大阪)に、準決勝で同じ大阪代表の梶原・山田ペアに競り勝って決勝に進出した諌山・諌山ペア(滋賀)が挑む対戦となりましたが、準決勝の勢いを更に加速させた諌山・諌山ペアが、8-1の大差で優勝を果たしました。
 
混合ダブルスの決勝は、初の「ブロック代表」対決。関東ブロックと関西ブロックでは、共にブロック内(関東ブロックは4都県。関西ブロックは5府県。)の混合ダブルス大会を開催し、その優勝ペアが全国大会に出場します。今回は、そのブロック代表ペア同士の対戦となり、関東ブロック代表の宮坂・佐藤ペアが、関西ブロック代表の荒木・小出ペアを破り優勝を飾りました。壮年女子ダブルスは、共にノーシードから勝ち上がった佐藤・石橋ペア(千葉)と木村・若竹ペア(兵庫)の対戦となりましたが、佐藤・石橋ペアが優勝に輝きました。
 
そして、今大会のベストマッチの女子シングルスの決勝戦。決勝までの3試合を6-0、6-1、8-0と全く他を寄せ付けない圧倒的な強さで勝ち上がってきた昨年の優勝者の西内選手(高知)に対して、松本選手(静岡)も、ノーシードながら6-2、6-2、8-2と西内選手同様、抜き出た強さで決勝に進んできました。序盤、ペースが上がらない西内選手に対し、積極的にゲームを進めた松本選手が大きくリードを広げますが、中盤、リズムを取り戻した西内選手が追い上げ、終盤へともつれ込みました。最終的に一進一退の接戦をものにして(9-7)、松本選手が優勝のタイトルを獲得しました。
 
▼シングルス

 
▼ダブルス