満塁弾でお返し!|千葉野球協議会リーグ戦決勝戦

2021年4月に開幕した第55回全国軟式野球大会千葉県大会決勝トーナメント戦が9月20日、天台軟式野球場で開催されました。参加チームは1部優勝の栄町クラブZ、2位の千葉北ブルズ、2部優勝のSmokers、3部優勝の花園サミッツの4チーム。この半年間勝星を重ね、協議会傘下31チームの頂点を決める舞台に登場してきました。

準決勝第1試合は栄町クラブZvs花園サミッツ。今年リーグ戦初参加の花園サミッツは、リーグ戦の勢いを生かし常勝軍団・栄町クラブZを凌駕するかどうか、期待を集めましたが百戦錬磨を誇る栄町クラブZの集中砲火を3回と6回に浴び9点の大量点を奪われ最終回に1点を返すのみ。若いチームで力は持っています。来シーズンの活躍が期待されるところです。

第2試合は、Smokersvs千葉北ブルズ。先発ピッチャーの状態が両チームとも素晴らしく、千葉北ブルズは1回裏の攻撃で上げた1点のみ。このままゲームセットと思いきや、Smokers打線の驚異の粘りで最終回に逆転。その裏の千葉北ブルズの反撃を0点に抑え決勝戦に駒を進めました。

13時30分決勝戦のプレイボール。1回裏の栄町クラブZはエラーで出塁した走者をタイムリーヒットで返し2点先取、その後満塁ホームランが飛び出し一挙6点のビッグイニング。意気消沈したかに見えたSmokersは、前の試合で逆転した勢いそのまま。2回には相手守備の乱れをついて塁上に出た走者をタイムリーで返し1点、3回には大辻選手の2ランホームランで2点、そして4回には3回に続き、大辻選手の満塁ホームランが飛び出し一気に逆転。そのままの勢いでゲームを制しました。

試合後のインタビューでSmokers代表・中島啓太選手曰く「1回の裏に6点取られたことで逆に開き直ることが出来ました。僕たちはチャレンジャーですので何も失うものはありません。」無欲の勝利という言葉がありますが、まさにそれを地で行く試合展開でした。