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スタビリティートレーニングとは?

 スタビリティートレーニングとは、「動作中の頭部や体幹、四肢の定位(軸や重心の状態)を把握し、その機能的な安定と回復を図るエクササイズ」です。このトレーニングを効果的に行なうには、神経系や骨格系および筋肉系のはたらきを知ることが大切です。

 スタビリティートレーニングは、ドイツの医療体操から発展した「ファンクション体操」をスポーツトレーニングの現場に活用したものです。
 「ファンクション体操」は、身体の解剖学的および生理学的な視点からごく自然の「かたち」や「はたらき」を捉え、健康の保持・増進や回復に役立てることを目的として生まれました。この「ファンクション体操」の概念を、ヨガなどの理論と融合させて構築されたのが「ピラティス」です。
 日本では、1994年に小林敬和先生が「ファンクション体操」の一部を「スタビライゼーション」と表わして、トレーニング専門誌に初めて紹介しました。これ以降、「スタビライゼーション(固定・安定の意味を表わす語)」という用語と「ファンクション体操」を基盤とした運動法が、日本のスポーツ界に普及しはじめることになります。
 その後、10年以上の実践研究を経て、「スタビライゼーション」の概念がトレーニング体系として一般化されています。現在では、バランス運動や動的なストレッチ系・ストレングス系のエクササイズを含めたトレーニング体系の総称を「スタビリティートレーニング」と呼んでいます。


運動によってズレた身体の アライメントをケアする
 運動動作は、重力の荷重を受けながら、多くの関節の複合運動により成り立っています。特に、姿勢や動作を維持するには「抗重力筋」と呼ばれる筋肉が主として活動し、他の多くの筋肉が協調・拮抗などをして刻々と役割を変化させながら働いています。これらの筋肉活動は、体性神経系によってコントロールされ、身体のバランスを維持したり 修正したりしています。

 しかし、重力下での身体活動は、筋肉や骨格に様々な歪みをもたらします。特に、トレーニングにおいては日常生活よりも数倍の荷重 がかかると言われています。身体のバランスに誤差がある状態でトレーニングを続けると、「スキル(技能)」の習得に不利益をもたらすだけでなく、パフォーマンスにも大きな影響を及ぼすこともあるでしょう。このような歪んだ身体のアライメント(骨や関節の序列関係)をケアし、正しい身体のバランスを身につける役割を果たすのが、スタビリティートレーニングです。

筋と神経の協調性を高める
 スタビリティートレーニングには、主働筋だけでなく協働筋を強化し、体の深部にあるインナーマッスルを刺激することによって、より多くの筋や神経を動員して身体各部の関節支持能力を向上させる目的があります。  一般的な筋肉トレーニングで部分的に筋力を強化しても、筋肉が「重り」となり身体のバランスが崩れてしまうケースもあります。これでは、せっかく鍛えた筋力が スポーツ動作に反映されないばかりか、故障の原因にもなりかねません。パワーは上がったが、スキルは上がらず、動きが鈍くなるという例です。

 スポーツ動作を円滑にするには、インナーマッスルという体の深部にある細かな筋繊維がより多く動員されることが必要です。そのためには、筋と神経の協調性を促進するスタビリティートレーニングが効果的です。

姿勢反射を活かす
 姿勢反射は、バランスが乱れたときに自動的に立ち直り、姿勢を安定させようとする不随意の運動メカニズムです。スポーツには、この姿勢反射の機能が活かされた動作が随所にあります。例えば、野球の守備でボールがイレギュラーバウンドしたときなどは、姿勢反射が働き予測できないボールの動きに対応しようとします。

 スタビリティートレーニングは、あえて重力に抗した様々な姿勢をとるので、このような反射を誘発する引き金的なエクササイズとも言えます。

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「スポーツのひろば」2008年11月号より

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