台風と秋雨前線の影響で、残暑和らぐ天気の定まらない日が続くなか、2015年９月６日に千葉・新検見川にある東京大学検見川総合運動場で関東ブロック「ランニングクリニックIN検見川」が開催されました。

　全国ランニングセンターのランニングクリニックは毎年、春は伊豆、夏は信州での泊まり込み研修と関西ブロック主催の１日・日帰り「（健康アドバイザーコース）ランニングクリニック」を開催していますが、関東でも参加しやすい１日研修の「ランニングクリニック」を開催してほしいとの声に応え、開催することにしました。

　当日、天気予報では午後から雨マークで心配されましたが、総勢22名（初級４名、アドバイザーコース１名、レベルアップ12名（内中学生１名）、講師スタッフ５名）で行われました。東大検見川グラウンドは周囲に森を配置し、野球場、ラグビー場、サッカー場がありその外周は２・５ｋｍのアップダウンに富んだオール芝のクロスカントリーコースが整備されていて、ランニング研修には持って来いの環境にあり、かつ毎年12月には東京と千葉のランニングクラブが共催でクロスカントリーレースを実施ているコースでもあります。

　はじめの座学はセミナー棟で、第１課「スポーツ連盟とは、全国ランニングセンターの活動」は「スポーツのひろば」９月号を使い、２課はランニングハンドブックＶｏｌ２４を使用して鳥井講師より基礎理論「歩きの姿勢から速歩・ジョギング・疾走フォームへの展開」を丁寧な説明を受けました。

　３課はグラウンドでビデオ撮影と実技。昼食をはさんでビデオでのフォームチェック。４課はコース別に分かれ、起伏のとんだ会場でそれぞれに実技を継続し、最後はクロスカントリーコースを思い思いに１周または２周のリフレッシュランやタイムライアル（アドバイザーコースの方はこの間は教室でペーパーテスト）。

　最後はお風呂とシャワーで心身ともにリラックスさせ、幸い雨も来ないので、野外での閉校式に望み、全員に「終了証」が手渡されました。そのあと立ち席での小懇親会を開催し交流しました。雨が降り出してきたのを見計らいお開きとしました。

　今回の研修は施設・環境が良いこともさることながら、１日研修は参加し易く、初級者、レベルアップ等のレベルに合わせた科学的な内容で研修会を継続開催していければ、全国ランニングセンターへの期待も高まるのではないかと感じた研修会となりました。