2013年８月11日夕に韓国入りした日本代表団、団長：今野（全国ランニングセンター）　聞間（副団長：東京都連盟）瀧端（副団長：大阪ランニングセンター）佐藤好（神奈川ランニングセンター：国際活動局員）長井（サッカー：国際活動局員）橋本（埼玉）宮地夫妻（福岡）の８名は翌日12日フランス代表団３名、韓国体育市民連帯（主催）の約40名とともに今回の平和マラソンの出発点である韓国中央部の老斥里（ノグンリ）へ移動し、３ケ国の国際平和フォーラムを当地で臨みました。

　午後からのフォーラムでは主催者（ＣＮetＪＳ）あいさつ韓国体育市民連帯　朱共同代表、基調報告：「スポーツと市民運動」羅共同代）、参加国報告：「スポーツの平和要素ＦＳＪＴの経験」ＦＳＧＴ（アラン団長）、「生活に根差したスポーツ板橋連盟の例」ＮＪＳF（聞間副団長）、「公正なスポーツのための市民連帯の目指すもの」ＣＮetＪＳ（チャン教授）がそれぞれから報告がありました。

　老斥里は57年前朝鮮戦争時米軍の農民無差別殺戮事件のあった場所で、近年その事実が明るみに出て、最近老斥里平和公園メモリアル資料館もできました。13日朝、出発式を行い慰霊碑に献花後、イムジン閣（38度線手前）までの３００ｋｍ、３日間の韓国反戦・反核・平和マラソンが始まりました。

　１区間５ｋｍ51区間を　日・仏　韓国大学生・院生（檀国大、中央大、ソウル大）、市民平和ランニング愛好者のランナーが弛まぬ足取りを刻みながら共に走りつなぎます。韓・日・仏のランナーが寝食を共にし、日本の反核マラソンをモデルにイムジン川を越え遥か平城～ヨーロッパまで繋げようとの思いを込め炎天下を走りました。

　８月15日は韓国では植民地から解放された光復節として祝う祝日の14時イムジン閣に無事到着しました。今回の成果は韓国体育市民連帯の粘り強い意志で、核廃絶・世界平和の旗を掲げる日本の反核平和マラソンが海を渡ったところにあります。そして日・仏・韓共同の思いを確認できました。

　到着した日は、日本の終戦記念日でもあり、戦没者追悼式で安倍首相の言葉も現地でも映し出されていましたが韓国ではどう映ったでしょうか。平和マラソンでの国際交流の絆は今後とも発展することでしょう。２年後東京～広島・長崎反核平和マラソ1500ｋｍ。その２日後に今回の韓国平和マラソンが出発する運びとなっています。

　今回の訪韓で韓国市民連帯皆様から厚い友誼を受けました。また、韓国の若者やフランスの代表団とも友好を深めることができました。招待下さいました韓国体育市民連帯、ともに走った皆様、送り出して下さいました全国連盟の皆様本当にありがとうございました。（代表団団長 今野雄三・全国ランニングセンター）