
2009年8月29日~30日、石川県内灘町サイクリングターミナルにて「サマースポーツセミナーin石川」が開催されました。5種類のスポーツレクリエーションと3つの講義が行なわれ、全国14都府県から延べ100人を超えるスポーツ愛好者が参加。地元石川県のスタッフによる周到な準備により、セミナーは成功裡に終了しました。
1日目のスポーツレクリエーションでは、サイクリング、テニス、スイミング、ウォーキング、グランドゴルフを実施。好天候のもと、どの種目も楽しく交流し、汗を流しました。また、その夜に行なわれたバーベキューでは、各テーブルごとに大いに盛り上がり、さらにうたごえ交流会で意気投合しました。

第1講は、石川県・城北病院名誉院長の莇昭三さんの講演。内灘闘争(1952年、米軍が朝鮮戦争で使う砲弾・弾薬を日本企業に発注し、その実射テストを行なうために内灘砂丘地が強制接収されたことに対して村民が起こした反対運動)に医療班として参加した体験を振り返りました。
第2講では、福井大学医学部准教授の山次俊介さんが「スポーツ障害とリコンディショニング」をテーマに講義しました。

山次さんは、足のねんざをきちんとケアしなかったことが膝や腰の大きな障害につながる例を紹介。からだの歪み(アライメント)を改善することの大切さを指摘し、「自分のウィークポイントを把握し、しっかりケアすることで、ケガをせずに長くスポーツを楽しむことができる」と強調しました。

第3講では、石川県出身の競歩選手・板倉美紀さんが大ケガを乗り越えて奇蹟の競技復帰を果たした経験を講演しました。92年のバルセロナ五輪に出場した板倉さんは、その直後にダンプカーにひかれ再起不能とまで言われる状態に。しかし、そこから不屈の精神力で国内トップ選手に返り咲きました。「正直辞めたいと思うこともあったが、トレーニングをすれば効果があらわれることを実感した。今は指導者の立場だが、どんな生徒でも練習を積めば必ず効果があることを伝えながら指導に励みたい」と語りました。