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FSGTから義援金8790ユーロ~暖かい思いやりにあふれた歓迎と交流
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1366461315611.jpg 2011年10月27日~11月6日、FSGT(フランス労働者スポーツ・体操連盟)の招待で、東日本大震災・福島原発事故への支援活動の一環である「日本の代表者と被災地のランナーとの連帯行動」に参加してきました。

●参加者数 1万5千人
●開催数 今年で33回目
●距離 20.308km
●高低差 327m(登り9km 下り11km)
●コース マルセイユ・ベロドロームスタジアム~カシ港
●主催 文化・総合スポーツ団体「聖マルグリット」(FSGT所属のクラブ)

※FSGT...新日本スポーツ連盟と交流協定を結んでいるフランスのスポーツ団体。1934年に設立され、現在4千クラブ、25万人が所属する。

 11月4日、パリ北部郊外のセーヌ・サン・ドニ県にある人口3万2千人の小さな自治体スタン市を訪れました。副市長のマダム・イザベルさんの案内で市内の総合スポーツ施設を見学し、「サダコ・ササキ」とネーミングされた学童保育所などを訪問。その後、市役所の玄関ホールでFSGTに所属するスタンスポーツクラブ(会員は3千人、市民の約10%を占める)のメンバーなど約30人が参加して歓迎と連帯のパーティーが行なわれました。そのなかで、ジャンポール氏から「フランスでも原発反対の運動を発展させていきたい」との表明があったことが印象的でした。

99456431321321.jpg その後、FSGT会員から寄せられた義援金、8790ユーロ(約95万円)の「大きな小切手」が拍手の中で永井博団長に授与されました。永井団長は感謝の言葉を述べ、「寄せられた貴重な義援金は、被災地の青少年のスポーツの復興のために有効に使わせていただきたい」と表明しました。

被災地のランナーが完走
1345613103.jpg 10月30日は、「マルセイユ~カシ国際ロードレース」に被災地からのランナー安保進さん(岩手)、大友津代さん(宮城)、脇本ひろみさん(宮城)が出場しました。
 このレースはFSGTが始めた大会で、フランスで最も人気があるレースのひとつです。登り9㌔、下り11㌔、高低差325㍍の過酷なコースだが、峠に近づくと一転して地中海の美しい景色に圧倒されながらのレースとなります。4人のランナーは「走ってみて初めてこのレースの魅力に納得」と言っていました。

交流連帯の深化・発展を実感
616541313.jpg 11月3日パリで、FSGT本部およびセーヌ・サン・ドニ県役員との連帯会合を行ないました。冒頭でFSGTへの感謝の言葉を述べ、7ヶ月を過ぎた被災地の実状と復興の現状と課題、スポーツ連盟はじめスポーツ愛好者の支援活動を報告。また、福島第1原発事故の深刻な実態、スポーツ連盟がこの事故から何を学び「原発ゼロの社会をめざす方針」を決定したかを詳しく述べました。

 これに対し、ジャンポール氏から、FSGTの各地の義援金の取り組みが紹介され総額で8790ユーロ寄せられたこと、日本の具体的な状況の報告へのお礼と支援活動を継続することなどの発言がありました。

 また、2015年頃までの両組織の交流計画について、新たな種目や地域、分野を主人公とした交流に発展させようという提案がありました。具体的には、卓球、障がい者のスポーツ、子どものスポーツ、ミックスバレーボール、ウォーキングなど、双方が発展する交流活動の可能性を追求しようということになりました。

 最後に、マルセイユでの通訳の三瓶弘佳さん、6月のフット・ア・セットに続いてパリでお世話になった高山典子さん、それぞれ持ち味を生かしてよく頑張っていただきました。心から感謝します。

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