2026仏ヴィヴィチッタへ|NJSF代表団がFSGT93と交流
フランスの市民スポーツ団体・FSGT93(フランス勤労者スポーツ・体操連盟 セーヌ=サン=ドニ県委員会)の招待で、新日本スポーツ連盟の代表団4名が2026年3月30日から4月7日にかけて渡仏し、スポーツを通じた国際交流を行いました。
1934年に設立されたフランスの市民スポーツ団体。25万人の会員と4200のクラブを擁する。基本理念は、「勝つことだけでなく、みんなのためのスポーツ」。FSGT93は、パリの北東部に位置するセーヌ=サン=ドニ県の地域組織。180のクラブと13000人の会員が所属している。「93」はセーヌ=サン=ドニの県番号のこと。
※国際交流
新スポ連は、「スポーツを通じた相互理解と友好促進」を活動目的として、草の根の国際交流活動を推進している。創立された1960年代から、世界各国と交流を図っている。
※ヴィヴィチッタ
VIVICITTA’(ヴィヴィチッタ)とは、イタリアスポーツ連盟(UISP)が主催する「世界同時マラソン」。1984年に始まり、2025年は世界40都市で開催され、4万人以上のランナーが参加しています。平和、人権、環境保護、社会平等、民族間の連帯などのテーマが掲げられ、走る自由が一部の人だけの特権にならないよう、その実現を目指しています。日本では、横浜、大阪、大津、東京の4都市で開催。
新スポ連代表団は、フランスで開催されたランニングイベント「ヴィヴィチッタ」への参加を通じて、FSGT93をはじめとする多くの人々と国際交流を深めました。
初日は羽田空港から約15時間かけてパリのシャルル・ド・ゴール空港に到着。FSGT93のメンバーに迎えられ、本場のフランス料理を味わいました。2日目以降は、モンマルトルやエッフェル塔、ルーブル美術館などパリの名所を訪れながら、現地の若者やスポーツ愛好者と交流を重ねた。また、USMA陸上クラブの練習会に参加し、厳しいトレーニングを体験した後、クラブ員との食事会で親睦を深めました。
3日目はFSGT本部を訪問し、日本から持参した平和バンダナや記念品を贈呈。その後、凱旋門やシャンゼリゼ通りを見学し、クライミングクラブでは子ども向け教室のサポートも行いました。4日目にはベルサイユ宮殿を訪れ、フランスの歴史や文化に触れた。5日目はアルジェリア、アイルランドの代表団とともにパリ市内を巡り、市長表敬訪問や交流パーティーにも参加しました。
6日目には各国代表団によるスポーツと平和をテーマとした交流会が開催された。各団体の活動紹介やグループ討論を通じ、「スポーツを通じて平和を実現するにはどうすればよいか」を議論し、「平和のロゴを共有する」「大会後に歌を歌う」などの提案が出されました。特に、アルジェリア代表団から聞いた「スポーツ大会が行われている間は戦争や紛争が止まる」という言葉が強く印象に残りました。その後は約5kmのランニング交流も実施しました。
最終日、ヴィヴィチッタは、約1000人が参加する大会で、各国代表団も出場し、日本代表の清水さんが年代別優勝を果たしました。大会後は表彰式や交流会が行われ、各国の参加者と別れを惜しみながら帰路につきました。今回の訪問では、スポーツを通じて国境を越えた友情と平和の大切さを実感し、非常に有意義な国際交流となりました。
「初めて続きのフランス派遣」
橘俊也(神奈川県連盟)
今回のフランス派遣では、フランスはもちろん、ヨーロッパへは初めての渡航となり、さらに海外渡航の浅い私は今回のフランス派遣で、トラブルを含め様々な体験をしました。
到着したシャルル・ド・ゴール空港ではFSGT’93のスタッフが待ち合わせしている出口がわからず右往左往してしまい、宿泊先のホテルではタオルやドライヤー無し、さらにお部屋のパスコードによるトラブルなど、初日から初めて体験することばかりでした。
ですが、その後も続いたトラブルや相談ごと、または日程についてのリクエストなどをFSGT’93のスタッフや通訳を担当されたエレノア氏がとても柔軟に対応してくださり、無事に全日程を乗り切ることができました。
さて、今回の最大の目的は「フランスヴィヴィチッタ」への参加です。コースは風情のある街並みに整備された市街地の公道や野鳥が生息している静かな公園を周ります。出場した10キロの部は2周します。そして、なんと出場者が全種目合わせて1000人を超えるとても賑やかで楽しい大会です。沿道では多くの観客から声援をいただき、時には小さな子どもたちとハイタッチをする微笑ましい場面もありました。タイムを競う本格派ランナーのいる種目からウォーキング部門まで、バラエティーの富んだフランスヴィヴィチッタはとてもおすすめの大会です。
改めまして、今回のフランス派遣を全面的に協力いただいた新日本スポーツ連盟の皆様および個人カンパをくださいました皆様に感謝申し上げます。
「スポーツが結ぶ出会いに感謝」
北野洋子(和歌山県連盟)
楽しいフランス旅行でした。
今回、フランス、アイルランド、アルジェリアの方たちと交流することが出来、お互い笑顔でボンジュールと言うだけで心がすぐに通じあうように感じました。
スポーツという共通点があるからこそ、お互い興味を持てたと思います。アイルランドの方が日本の山中湖マラソンに行って、おりがみで折った小さな鶴を大事にされ、きれいな富士山の写真を嬉しそうに見せてくれました。お土産に用意してた富士山と鶴が描かれたポストカードに清水さんが漢字で鶴と書いたのと、折り紙で鶴を折ってあげました。他の方たちにも鶴を差し上げ、大変喜んでくれました。
アルジェリアの方は橋を作るため、日本の間組で仕事をしたことがあると伝えてくれました。翻訳アプリがあるので、便利でした。フランスの方には、最初から最後まで本当にお世話になり、よく「サバ(大丈夫)」って、声をかけて、気遣ってくれました。
メトロ、バスに乗り、よく歩き、色々な所、食事も美味しい所へ連れていただきました。私はマリーアントワネットが気になってたので、ベルサイユ宮殿とコンコルド広場に行くことができたこと、本当に素晴らしい人たちに巡り会えたことに感謝です。
メルシー(ありがとう)
「70代優勝の感動フランス旅」
清水佳代子(和歌山県連盟)
高齢の私がフランスにまで行ってヴィヴィチッタの大会で10kmレースなんて大丈夫かと心配でしたが、最後の挑戦と参加する決心をしました。ご一緒する方々やFSGTの皆様に迷惑をかけないようにと思っていましたが、フレンドリーで優しくて安心しました。おもてなしにも感動でした。
パリ観光では地下鉄、バス、鉄道利用で市民の暮らしを肌で感じることができました。重厚な古い建造物は雑誌で見るそのままで疲れも忘れ楽しみました。
ヴィヴィチッタ大会は、大勢な参加者で沿道の応援は小さな子どもたちの声援と同行のおかげで70代で優勝することができました。サントウアン市長さんともお会いでき、アルジェリア、アイスランドの方とは折り鶴で友好関係が築けました。多くの貴重な体験ができ、関係された皆様に感謝します。
「国際交流で深めた学びと絆」
団長 山下多一(神奈川県連盟)
今回、FSGT93委員会との国際交流として日本代表団の団長を務めさせていただきました。今回の国際交流では様々な学びと経験を得ることができました。初めての海外ということもあり、パリの歴史的建造物が並んでいる光景には衝撃的でした。FSGT93委員会の方々は優しく、社交的でした。ランニングクラブとの練習会では、300m走を走らされるとは思っていませんでした。とても厳しい練習でした。
アルジェリア代表団、アイルランド代表団との交流もよかったです。言葉の壁があるなかで、スポーツ・文化を通して交流することができました。
また、表敬訪問とヴィヴィチッタでは、「FSGT93委員会が行政に受け入れられている」と強く感じました。市長に歓迎されていて、街中を走る大会を開催できる大きく、力のある組織だと思いました。今回、招待してくれたFSGT93委員会そして各代表団に深く、感謝します。





















