オールスターズ(大阪)優勝~第47回全国軟式野球大会

 2013年11月2~3日、岐阜市内の球場にて「第47回全国軟式野球大会」(新日本スポーツ連盟全国野球協議会主催)が開催されました。この大会は、新日本スポーツ連盟東海ブロック野球協議会と同岐阜県野球協議会が主管となり、岐阜県・同教育委員会・岐阜市・同教育委員会・公益財団法人岐阜観光コンベンション協会・ナガセケンコー株式会社の後援のもと行われ、全国各地から16の代表チームが集まりました。

 初日は、長良川球場、福光市民球場、八ツ草球場、ファミリーパーク球場の4球場で1~2回戦を実施。12試合中8試合が1点差以内で、まさに実力伯仲の戦いとなりました。この僅差のゲームをものにして、準決勝に勝ち上がったのは、株式会社メトコス(福岡)、オティアス(岐阜)、渡辺ツインズ(埼玉)、オールスターズ(大阪)の4チームでした。

 2日目、長良川球場での準決勝は、第1試合が(株)メトコスvsオティアス、第2試合が渡辺ツインズvsオールスターズという対戦となりました。第1試合の先制点はメトコス。しかし、オティアスは前日の勢いのまま四回に山田の逆転タイムリーを含む一挙3点を挙げると五回には四番加藤が右中間に柵越え本塁打を放ち勝負を決めました。

 第2試合は、ツインズが初回、先頭打者福山のクリーンヒットから守備の乱れもあり先制。二回にもイレギュラーによる安打で追加点を挙げ試合を有利に進めます。ところが最終回、オールスターズは四球の走者をおいて林が右中間へ二塁打を放ち猛反撃。続く磯野の一塁強襲打を処理する間に二塁走者の林が一気にホームを陥れサヨナラ。2安打のオールスターズが5安打のツインズを下し決勝進出を果たしました。

 決勝は、岐阜と大阪の戦い。連投のオールスターズ川添を強打のオティアスがどう攻略するかが注目されましたが、先制はオールスターズ。三回裏走者二人をおいて五番江口がレフト越えの二塁打を放ちます。川添投手は力強い直球と縦の変化球を武器にオティアスを2安打完封。昨年に引き続き、大阪代表チームの優勝となりました。
 最優秀選手は川添大輔選手(オールスターズ)、優秀選手は江口啓太選手(オールスターズ)と渡辺大輝選手(オティアス)、優秀審判員は土井哲治さん(福岡)が選ばれました。
 15年振りとなった岐阜県大会ですが、長良川球場で4本の柵越え本塁打が飛び出し、前回が1本もなかったことを考えるとこの15年の道具の進化と打撃技術の向上を強く思いました。しかし勝敗を決するのはやはりエラーをしない、晴れの舞台で当たり前のプレーを当たり前に出来る事でそのようなチームが残って行くのだとも思いました。二日目は雨予報でしたが幸い天気は持ち無事に大会は終わりました。(「第47回全国軟式野球大会ニュース」より)
詳細結果は、
http://www.njsf.net/zenkoku/archive/2013/result_baseball.pdf