西日本代表HISTORIA優勝|全国サッカー大会ファイナル

2011年11月27日、千葉県市原臨海競技場にて第19回全国サッカー大会ファイナルが開催されました。東日本大会優勝のLEG横浜と西日本大会優勝のHISTORIAが対戦。ハイレベルな好試合となりました。

当日は、天候・ピッチコンディション共に恵まれました。 通常であれば熱くなり荒れてしまうところを両チームともに非常にフェアな戦い方をし、お互いの選手同士がしっかりとコントロールをしていました。

HISTORIAは、前線のスピードを活かしサイドを使いながらハイテンポの展開に持っていく。一方のLEG横浜はラインを深くし、しっかりバイタルエリア前ではねかえす。それを中央を中心にボールをビルドアップしていくという展開。ともすればお互いに間延びをしたオープンな戦い方になりがちだが、中盤の運動量が落ちなかった前半はお互いチャンスはあまりありませんでした。

先制点は前半13分。HISTORIA戸田選手がサイドからDFラインの裏に抜け出し右足アウトサイドでGKの頭上を越す技ありのゴールで先制。 前半1失点はしたが、ストッパーを中心にLEG横浜のDFラインは驚異的な粘りを見せていました。

後半も立ち上がりは同じような展開。ところが、HISTORIAの中塚選手が一呼吸置いてから中盤の底から前線のサイドまたは藪下選手へ縦パスを入れるようになってから、LEG横浜のDFラインが少し乱れます。その時間帯に、HISTORIA中塚選手がミドルシュートで追加点。

LEG横浜も見上選手がストッパーとボランチの間のスペースにうまく入り込みボールを引きだす。そして、LEG横浜の攻撃が実り林選手が1点を返します。しかし、お互い運動量が落ちてスペースが空いてきてから62分・73分とHISTORIAが立て続けに得点して4-1。だが、LEG横浜は最後まで攻めの姿勢を崩さず。

80分に、それまでも惜しいFKを蹴っていた林選手がゴール左隅へ美しい軌道の直接FKを決めます。

90分を戦い終えて。結果は4-2でHISTORIA(西日本代表・大阪)の優勝。個人的には、地元千葉のチームが出場できなかったのは残念でしたが・・・。 両チームとも東・西日本それぞれの代表として素晴らしいレベルで、フェアな試合を見せてもらいました。 この先も『全国ファイナル大会』という名に恥じない大会のレベル・会場・品位を追求していきたいと改めて感じました。