1点を争う実力伯仲の大接戦~西日本ソフト

 西日本大会も4回目となりますが、過去には雨天中止となったり、会場が確保できなかったりしたこともあり、今回は何としても開催にこぎつけたい思いが強くありました。しかし天気予報は雨、心も曇りました。
 東京と静岡の役員が前日に開催地に向かう道のりでは台風並みの雨となり、11月20日の宇治市太陽が丘競技場開催の大会も風前の灯火となりかけました。でも誰が「晴れ男」なのか、夕方には雨もやみ、開催への扉が少し開き始めました。 「もうグラウンドの状態のみや」の思いで床に付ました。出場チームからは「やれるのか、どうなんや」の心配の電話。取り合えず現地集合して決めることにしました。
朝7時のグラウンドは、水が浮きこのままではとてもできない状態でした。チームは集まってきて、やる気満々。水取りをしようということで、スポンジとハケブラシにてグラウンド作りを始めました。京都ソフトボール協会の獅子奮迅の活躍で、40分遅れで開始することができました。
 7府県8チームの戦いが開始されました。1回戦と準決勝の6試合中5試合が1点を争う実力伯仲の大接戦。その中で特質するべきチームは地元京都選出のロイヤルズ。1回戦、準決勝の2試合ともに最終回での逆転サヨナラ、神がかり的な勝利でした。京都の役員も「信じられない」の声、しかしそこには活躍の裏付けがあったのです。ロイヤルズは、京都で若返りを成功させた唯一のチーム。親父たちのチームを引き継ぎ今ようやくメンバーも定着、地区予選では女子のエースを盛り立て地区優勝しました。元気一杯、勢い一杯でソフトボールを楽しんでやっているところにあるのではないでしょうか。プレッシャーはあまりなかったようです。
 決勝戦もその勢いのまま初回4点を先行し優位に立ちましたが、3回に和歌山県ヤンチャ―ズの反撃に合います。ロイヤルズ投手の乱れに乗じて一挙5点を取り、逆転に成功したヤンチャ―ズが、その後4回にも追加点を入れ逃げ切り、初出場初優勝に輝きました。ヤンチャ―ズおめでとう。次回の西日本大会から「2日間の大会にしたら」の声が上がりました。(中村章次・全国ソフトボール協議会)