柏キングサンデー栄冠つかむ|2011東日本ソフト
静岡県富士宮市の静岡県ソフトボール場にて2011年11月5~6日、第10回東日本ソフトボール大会が開催されました。東日本大震災の影響で一時開催が危ぶまれましたが、福島・茨城・栃木のチームから、「大会は是非とも開催して頂きたい」との声が届き、意を新たに取り組みを強めました。
全国ソフトボール協議会は「東日本大震災復旧復興応援」のメッセージを掲げ、全国連盟とも共同し微力ながら支援の取り組みをしました。大会に出場された福島県のチームは、「東北の被災者のためにも頑張る」の決意を表明、また選手宣誓をされた山梨県チームの選手は、「東北と心一つにし復旧復興を応援していきます」の宣誓を声高らかに宣言され、大会に集まったすべての関係者の胸を打つ感動的なスタートとなりました。
決勝戦に残ったオリーブ(山梨)と柏キングサンデー(千葉)の両チームは、本大会の有力チーム。ここまでの道程は、試合展開からみても薄氷を踏む戦いでした。多くの関係者が期待した決勝戦は、まさに本大会を象徴するかのような戦いとなりました。
久方振りの優勝を狙うオリーブが5回まで2-0でリードしそのまま逃げ切るかに思えた5回裏、キングサンデーが必殺のバンドと小技さらに足を絡めた攻撃で一挙4点をもぎ取り、4-2で東日本大会初優勝を飾りました。難攻不落に思えたキングサンデー平山投手から、正攻法で2点を取ったオリーブの健闘は称賛され、今後の活躍に大きな期待が持てる試合でした。成績は以下の通り。
▼結果
優勝 千葉県・柏キングサンデー
準優勝 山梨県・オリーブ
個人賞
最優秀選手賞・岩井政和(柏)
優秀選手賞・平山遼次(柏)
敢闘賞・石倉倫人(オリーブ)