スキー協CUP|第13回スーパーG2連戦
事前練習会が2011年2月18日、そして第1戦が19日、第2戦が20日に行なわれ、土・日のレースには、のべ91人がエントリーし、昨年を上回る参加者となりました。
男子は1部(40歳未満)、2部(55歳未満)、3部(55歳以上)あわせて74人のエントリーでした。天気は曇り。しかしバーンは気温が高く緩んだ状態で荒れたが、上位入賞者は関係なく挑んでおり、今回から導入された高いポイントをもつ選手が順当に入賞しました。ただし、男子1部ではポイントをもたないニューフェースがラップをとって優勝。
2戦目は、朝からの快晴が終日続いて、しかもコースが固く締まり、絶好のコンディションとなりました。出走順はポイント順で年齢区分なし。女子と男子に分かれてのきわめてシンプルなスタートで、特に男子上位は0コンマ0何秒の熾烈な戦いとなりました。スルーでのコース取りと緩斜面の滑りで勝敗が分かれたようです。
1日目と同じように高いポイントをもった選手が順当に上位に並びましたが、総合優勝者(2日間・2戦での合計タイムで最も速い選手)は、初めて参加した神奈川の工藤直俊選手(1日目の男子1部)でした。
女子では、負けたくないと闘志をむき出しにしていた奈良の田村美砂選手(1日目女子2部)が女子1部の若い南一美選手(大阪)に計2秒の差で優勝をさらわれました(お互いに大会連戦で旧知の好敵手のようです)。
表彰式では、勝った選手も負けた選手も、仮装でレリヒ少佐となった栗岩会長から、米30キロをもらって大喜び。ホテル・ケルンから無料で提供されたリンゴも配られ、勝者をたたえ合うなかで大会を終了できました。
ところで、2日目のコースは18旗門15ターン(2本目は1本少ない旗門数でターン数は同じ)でしたが、「スピードに乗れて楽しいセットだった」との感想や、数少ないスピード系レースとして、「初めて参加したが楽しかった」「来年もぜひ続けてほしい」という会員内外から声も寄せられ、100人規模の大会として定着したようです。