平和を願い戦跡を巡る|第18回あいち平和大好きマラソン
2025年6月8日、名古屋市内で「第18回あいち平和大好きマラソン」が実施されました。今回の参加者は、昨年より7名増えて21名。初めて参加した人からは「とても良い企画ですね。マラソンと思って参加したけれど、戦争の遺跡を巡るジョギングも良いですね」との声がありました。
円明寺の「石の鐘楼」は、戦時中、鉄の供出でお寺の鐘が没収され、その怒りを込めて今は石の鐘が吊してあります。今も戦争反対を伝えている人の気持ちが伝わってきました。
名古屋市役所の北側に大きな松の樹が、深い傷口をさらけ出して立っています。軍の燃料補充用として松ヤニを取ったと聞きました。こんなものが燃料になるのかと、怒りを感じます。
参加者から以下の感想を聞くことができました。「年を重ねてきて、ゆっくり街中を走るようになった。歩いている人の顔を見ながら過ぎようとしたら、ゼッケンを見て話しかけてくれた。一つのアピールとして嬉しかった」「いろんな戦跡を巡ることができて良かった」「続けることは良いこと。心を平和にすることにもなる。一人でも多くの人に広がって欲しい」「10数回参加しているが、歩くのが精一杯になってきた。平和を願う気持ちで頑張っていきたい」「かつては広島~長崎コースに参加したが、今とても良い思い出になっている」
平和を願いながら、走り続けることの大切さを伝えてくれた参加者やスタッフの人たちに感謝しつつ「また会いましょう」と別れました。
「スポーツは平和とともに」のスローガンをかかげ、反核平和マラソンの実施など、スポーツを通しての平和活動に参加しています。

後援:平和首長会議、日本非核宣言自治体協議会、各地自治体