疲れも 仕事も 家庭も忘れ 全力で走る蹴る|第10回全国シニアサッカー大会
2006年10月14日~15日、第10回全国シニアサッカー大会は、東京シニア・神奈川オーバー・アトレチコ(神奈川)・関西選抜・大阪すきやねんズ・定陵シニアクラブ・(大阪)の6チームで、神奈川県秋葉台運動公園と藤沢体育センターで開催されました。優勝はアトレチコ、準優勝は大阪すきやねんズの結果で幕を閉じました。
2日間で各チーム60分ゲームを4試合、集中した試合の大会は、40歳以上のカテゴリー(アンダーエイジは2名まで可)の選手にとって決して楽なものではありません。特に遠征となる関西チームにとっては、移動の疲労もあいまって過酷なものでした。
しかし、いざゲームとなるとその疲れも忘れ、仕事も忘れ、家族も忘れ、少年のようにプレーします。何十年もサッカーを続けてきた者たちがボールを追う姿は、年齢を忘れさせます。スポーツを愛するものにとって、年齢は関係ありません。ましてや、定年なんてありません。
サッカーにおけるシニア層のプレーヤーにとって、若い人たちと同じ土俵で戦うのは無理があります。
「年を重ねた自分たちも全国大会に出場したい」そんな声に応え、1994年、大阪で開催されたあ全国スポーツ祭典サッカー大会の付随大会として、全国シニア大会は始まりました。
1995年茨城県鹿島、1996年千葉県検見川も同じくサッカーの全国大会での付随大会でしたが、1997年に独立し、大阪・舞洲で第1回全国シニアサッカー大会がスタートしました。以降、大阪・神奈川・千葉・宮城・和歌山の各地で開催してきました。
シニア大会の選手は、日常のサッカーでは若い人たちを主導する立場、各大会で運営の仕事を果たしています。シニア大会ではその役割が交代し、若い人たちが運営面を手伝います。
「10年後、自分もこんなに走れるかなあ」ーそんな若い人の声は、近未来の自分の姿を輝くシニア選手に重ねて、サッカーの、スポーツのすばらしさを感じ取ってくれているものを信じています。