つながりが支えた感動のドラマ|愛知リレーマラソン

2025年4月13日、名古屋市庄内緑地公園で「第20回愛知リレーマラソン」が実施されました。過去最悪の天候だったこともあり、エントリーは過去最高の120チームでしたが、受付に現れなかったチームが34チーム。雨と風を恨むことはできないけれど、悔しい思いをした人もたくさんいました。
テントと椅子をバッチリ用意しているチームが。「日常は仕事がバラバラなので、休みにバーベキューをしたりして楽しんでいます。今日もその一つです」と、一人が2周走ることになるけれど、気にしていない様子。「取材ですか、何でも聞いてください。答えますよ」と声をかけてくれる若いチームもおり、元気をもらいました。
タスキ渡しの場所は、雨でドロドロ。水溜まりを避けることもできず、水しぶきを上げながら走っていた選手たち。頭から足の先までびっしょり濡れていました。それでも「もうこれ以上濡れないよ」とたくましい返事が。
中にはカッパを着て走った人もいました。ゴール後、カッパを脱ごうとしても一人では脱げないのを側にいた人が助けていました。脱ぐと中は雨ではなく汗でびっしょり。走り終えた人を後ろから見ると、頭から足の先まで泥がいっぱい。跳ね返りの酷さを示していました。
「何年生?」と聞くと「小学4年生」と笑顔で答えてくれ、お父さんと一緒に走ったことを教えてくれた小学生。雨天の中、1週2・7㎞を走り終えた笑顔はとても清々しく、素敵な家族の繋がりを感じました。毎年参加する学童クラブからは、3チームが参加。小学生はハーフマラソンですが、元気いっぱいの姿に感動。
子どもたちが参加することで、大人も元気をもらえます。楽しさをバトンできるスポーツの力を感じました。
▽新スポ連 愛知県連盟
https://aichi.njsf.net/