過去最高の44チーム・210人で大きく盛り上がる~青森卓球

 2012年8月4日、福島県猪苗代町総合体育館(カメリーナ)で「第15回復興支援福島スポーツ祭典卓球大会(新日本スポーツ連盟全国卓球協議会・東京卓球協議会共催)」が開催されました。この大会は、スポーツを通じて被災地を励ましていく運動のひとつとして取り組まれ、参加費を無料にして福島県全域に呼びかけました。また、猪苗代町と猪苗代町教育委員会の後援を得て、中学・高校の卓球部にも広く宣伝しました。
 この大会を実施するにあたって、東京卓球協議会の加盟クラブに「福島大会に卓球用品・スポーツウェアなど集めて持っていくので、支援物資の提供をお願いしたい」という案内をしたところ、ユニフォーム・ソックス・短パン・ラケット・ラバー・スポーツタオル・Tシャツなど、約800点の卓球用品が集まりました。中には、福島県の卓球愛好者への励ましのメッセージを添えたものもありました。
 大会当日は、約200人の参加者が集まりました。地元の人の話では「猪苗代町でこんなに人が集まる卓球大会はあまりない」とのこと。会津地域だけでなく、福島市・郡山市などの「中通り」や、相馬市・いわき市などの「浜通り」から来た選手もいました。
 競技は、ペアマッチ(2人による団体戦)と個人戦シングルス(中学生のみ)を実施。支援物資は、福島県の参加者全員に2点以上は行きわたるように整理券を配布し、予選リーグ終了後に好きなものを選んでもらいました。体操着で試合していた中学生は「僕は今日、このユニフォームを着て試合をしたいんだ」と、予選リーグが終わらないうちに物資を受け取りに来ていました。
 試合の前日には、東京卓球協議会の役員で「原発事故についての学習会」を行いました。後援の猪苗代町教育委員会からの紹介で、大熊町教育委員長の嶋貫光喜さんに、事故発生から現在に至るまでの経過を話してもらいました。
 嶋貫さんは、「大熊町は、避難した会津若松市でゼロから学校を作った。もともと教育に力を入れている町で、学校と図書館が連携して「子どもが本を読みすい環境づくり」に取り組んでいる。大熊町の子どもたちが将来『就職や結婚ができない』と言われてはいけない。そんな声に負けない強い人材が育つように、なんとかしていきたい」と語りました。