大接戦演じた摂津排球会・NUDEに拍手|2008全国バレーボール大会

2008年11月15~16日 大阪・舞洲アリーナ 堺市原池公園体育館で「第27回全国スポーツ祭典6人制バレーボール大会」が開催されました。

本大会予選グループは、4チームで勝ち残り2チームと敗者復活の1チームの3チームが一次トーナメントに出場する形で行なわれました。昨年の男子優勝チームの磯子クラブ(神奈川)、女子優勝チームの東京春夏秋冬はともに調子が上がらず、かろうじて敗者復活で一次トーナメントに駒を進めました。

1回戦は地域を考慮した組合せでしたが、一次トーナメントは抽選で決まるので、関西勢、関東勢同士のゾーンが出ました。男子の磯子クラブは、軽井沢クラブ(神奈川)と同県同士で戦い2-0で早々と敗退。関西、関東のつぶしあいで接戦を勝ち抜いたチームが、ベスト8に残り2日目に進みました。

女子の東京春夏秋冬もSHIP(大阪)に接戦の末、2-1で敗退。今回初出場の畝傍クラブ(奈良)は、1回戦は力の差を見せ付けて勝ち抜きましたが、一次トーナメントは、@(兵庫)に2-1で薄氷の思いで勝ち抜けました。前日の代表者会議で10回優勝の水曜排球会(大阪)を特別表彰しましたが、畝傍クラブはほとんどそのときのメンバーでした。

決勝トーナメントは、男女とも舞洲アリーナで戦われました。どの試合も白熱した試合で、ひとつのミスが命取りになる伯仲した実力で見ごたえがありました。準決勝は、摂津排球会と寺田工場長の大阪同士の対戦となり、2-0で摂津排球会が決勝に進みました。

一方、関東勢の白金とNUDEの対戦は、2-0でNUDEが決勝へ。決勝は同じようなタイプの2チームが対戦。1-1となり3セット目は、お互いの力をぶつけ合い、27-25で摂津が地元の利を生かし優勝しました。どちらが勝ってもおかしくない戦いで、観衆から惜しみない拍手がおくられました。

女子の決勝トーナメントでは、常連の五島クラブ(東京)は試合中アタッカーがアキレス腱を切断するアクシデントがあり、KAKALOTTO(千葉)に惜しくも2-1で負けました。決勝戦は、奏(兵庫)と畝傍クラブの対戦。奏は善戦したが、畝傍クラブのうまさに力負けしました。

女子は拾って試合を進めるチームが圧倒的に多く、力の差もあまりありませんでしたが、拾って拾って我慢をしてチャンスに攻撃することができず、自滅するケースが多く見られました。日常の練習でこの壁を乗り越えてほしいと思います。畝傍クラブの戦いは、往年の力強さはなくなっていましたが、点を重ねる技術は見習うものがありました。